ニジタツ読書

読んだ本の感想です。胸に刺さった言葉をご紹介します。時々美術館のことなども。

ノンフィクション

ヤニス・バルファキス『父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。 ヤニス・バルファキス、関美和(訳)『父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』を読みました。 著者であるギリシャの元財務大臣が10代の娘に伝えたかったのは、端的にいうと以下のこと…

ポール・オースター『内面からの報告書』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。 ポール・オースター、柴田元幸(訳)『内面からの報告書』を読みました。 君の住む地域最大の有名人はトマス・エジソンだった。君が生まれたとき、エジソンが亡くなってまだ十六年しか経っていなかった。彼の研究所は君…

今村暁『1分間の日記で夢は必ずかなう!』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。 今村暁『1分間の日記で夢は必ずかなう!』を読みました。 学生時代にホームステイをした際、日記を付けたのですが、帰ってきてから読んでも意外と面白くて、日記をつけることのメリットについて気になっていました。 た…

荒木香織『ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。 荒木香織『ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」』を読みました。 著者は2012年より「ラグビーワールドカップ2015」終了までラグビー男子日本代表メンタルコーチをされていた方です。 スポーツでの目標の立て…

立花隆『知の旅は終わらない』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。 立花隆『知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと』を読みました。 筆者が大学生の時に、初めてヨーロッパを旅したお話が印象深いです。 資金調達に始まり、1960年ごろに海外旅行へ行く大変さが…

アビジット・V・バナジー, エステル・デュフロ『絶望を希望に変える経済学』を読んで

おはようございます。ゆまコロです。 アビジット・V・バナジー、エステル・デュフロ、村井章子(訳)『絶望を希望に変える経済学』を読みました。 『ファクトフルネス』に似ていると聞き、読んでみました。 この本で印象に残ったのは以下の部分です。 自分と…

マリア・シャラポワ『マリア・シャラポワ自伝』

おはようございます、ゆまコロです。 大阪なおみ選手、国枝慎吾選手、全米オープン優勝おめでとうございます。 今回の本はテニスに関連して、マリア・シャラポワ、金井真弓(訳)『マリア・シャラポワ自伝』です。 ボールを打つことはいつでも大好きだった。…

小渕千絵『APD「音は聞こえているのに聞きとれない」人たち』

おはようございます、ゆまコロです。 小渕千絵『APD「音は聞こえているのに聞きとれない」人たち 聴覚情報処理障害(APD)とうまくつきあう方法』を読みました。 APD=聴覚情報処理障害(Auditory Processing Disorder)とは、 聴力に問題はなく音は聞こえて…

ポール・オースター『冬の日誌』

おはようございます、ゆまコロです。 ポール・オースター、柴田元幸(訳)『冬の日誌』を読みました。 より繊細な、より美しく、最終的にはより充実感のあるゲーム― もっとも暴力的でないスポーツたる野球の技能を君は着々と身につけていき、六つか七つのこ…

ヴァレンティナ・キャメリニ『グレタのねがい』

おはようございます、ゆまコロです。 『グレタのねがい』ヴァレンティナ・キャメリニ、杉田七重(訳)を読みました。 みんながグレタにインタヴューをしたいといってきて、世界中から集まったジャーナリストが山のような質問をグレタにぶつける。ストライキ…

エアライン研究会『飛行機に乗るのがおもしろくなる本』

おはようございます、ゆまコロです。 エアライン研究会『飛行機に乗るのがおもしろくなる本』を読みました。 温室効果ガスのことを考えると、飛行機が与える影響から何となく面目ない気持ちになったりもするのですが、それでもやっぱり飛行機が好きです。 初…

『麒麟がくる 明智光秀とその時代』

おはようございます、ゆまコロです。 自粛期間中、大河ドラマを見て過ごしました。 これまでほとんど見たことはなかったのですが、初めから順に見ていくと、時代の流れや人物の働きが分かって面白いなと思いました。 特に、日本史が弱かった自分にはとてもい…

太田肇『「承認欲求」の呪縛』

おはようございます、ゆまコロです。 太田肇『「承認欲求」の呪縛』を読みました。 この本で、なるほどな、と思ったのは以下の部分です。 「大事な試合の前に故障」は正常な自己防衛 認められたらそれに縛られ、承認を手放せなくなる。そして苦しむ。多くの…

木村靖ニ『第一次世界大戦』

おはようございます、ゆまコロです。 木村靖ニ『第一次世界大戦』を読みました。 これまで私が戦争の本を読む時は第二次世界大戦時のものが多く、あまり馴染みがなかったため手にとってみました。 分かりやすい本を探しているときに、このページでおすすめさ…

サマル・ヤズベク『無の国の門 引き裂かれた祖国シリアへの旅』

おはようございます、ゆまコロです。 サマル・ヤズベク、柳谷あゆみ(訳)『無の国の門 引き裂かれた祖国シリアへの旅』 を読みました。 私は顔と頭を黒いヒジャーブとサングラスで隠し、足を早めて同行者を追い抜き、密航屋のすぐ近くに出た。それから私は…

吉田太一『遺品整理屋は見た!!天国へのお引越しのお手伝い』

おはようございます、ゆまコロです。 吉田太一『遺品整理屋は見た!!天国へのお引越しのお手伝い』を読みました。 このご老人とは会話のキャッチボールがうまくできそうにありません。話は長くなりそうです。私は覚悟を決めました。しばらくの間、かみ合わ…

一ノ瀬俊也『特攻隊員の現実(リアル)』

おはようございます、ゆまコロです。 一ノ瀬俊也『特攻隊員の現実(リアル)』を読みました。 まえがきには本書の目的がこう書かれています。 「これまでの特攻論には特攻隊員たちの死の意義を、戦後の平和と繁栄の礎とするものが多いが、1945年8月15日の敗戦…

マイケル・サンデル、鬼澤忍(訳)『これからの「正義」の話をしよう』

おはようございます、ゆまコロです。 マイケル・サンデル、鬼澤忍(訳)『これからの「正義」の話をしよう』を読みました。 哲学に関する本を読みたくて手に取りました。 印象的だったのは、以下の箇所です。 ミル(ジョン・スチュアート・ミル(1806-1873)…

ベンジャミン・ジェイコブス『アウシュヴィッツの歯科医』

おはようございます、ゆまコロです。 ベンジャミン・ジェイコブス、上田祥士(監訳)、向井和美(訳)『アウシュヴィッツの歯科医』を読みました。 以前読んだ、『4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した』の話を知人にしたら、この本もおすすめと聞…

𠮷原珠央『「もっと話したい!」と思われる人の44のルール』

おはようございます、ゆまコロです。 𠮷原珠央『「もっと話したい!」と思われる人の44のルール』を読みました。 筆者は、表現力やプレゼンテーションを専門とする、イメージコンサルタントです。 この方の書かれた他の新書が書店に平積みになっていて気にな…

クリストファー・R・ブラウニング『増補 普通の人びと』

おはようございます、ゆまコロです。 クリストファー・R・ブラウニング『増補 普通の人びと:ホロコーストと第101警察予備大隊』を読みました。 そのメンバーが誰であったかが部分的にしか復元できない多くのナチ殺人部隊とは異なり、第101警察予備大隊の名…

ウィリアム・カムクワンバ、ブライアン・ミーラー『風をつかまえた少年』

おはようございます、ゆまコロです。 ウィリアム・カムクワンバ、ブライアン・ミーラー、田口俊樹(訳)『風をつかまえた少年 14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった』を読みました。 電気を使用しているのは国民の2パーセントほど、という事実…

ひすいこたろう『あなたの人生がつまらないと思うんなら、それはあなた自身がつまらなくしているんだぜ。 1秒でこの世界が変わる70の答え』

おはようございます、ゆまコロです。 ひすいこたろう『あなたの人生がつまらないと思うんなら、それはあなた自身がつまらなくしているんだぜ。 1秒でこの世界が変わる70の答え』を読みました。 つまらない毎日を、ドラマチックに変える視点が、70個紹介され…

モフセン・マフマルバフ『アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない 恥辱のあまり崩れ落ちたのだ』

おはようございます、ゆまコロです。 モフセン・マフマルバフ、武井みゆき+渡部良子(訳)『アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない 恥辱のあまり崩れ落ちたのだ』を読みました。 作者はイラン出身の映画監督です。 特徴的なタイトルだと思って手に取り…

村上春樹『シドニー!②ワラビー熱血篇』

おはようございます、ゆまコロです。 村上春樹『シドニー!②ワラビー熱血篇』を読みました。 シドニー五輪のルポタージュの後編です。 この巻では、有森裕子選手の求める、「人間的なランナー」として生きることは、どれほどしんどいことかが垣間見えます。 …

村上春樹『シドニー!①コアラ純情篇』

おはようございます、ゆまコロです。 村上春樹『シドニー!①コアラ純情篇』を読みました。 2000年のシドニーオリンピックの時の、村上春樹さんのルポタージュです。 冒頭の、アトランタオリンピック(1996年)の女子マラソンを、有森裕子選手の視点で書いた…

マーク・ヴァンホーナッカー『グッド・フライト、グッド・ナイト パイロットが誘う最高の空旅』

おはようございます、ゆまコロです。 マーク・ヴァンホーナッカー『グッド・フライト、グッド・ナイト パイロットが誘(いざな)う最高の空旅』を読みました。 ブリティッシュ・エアウェイズ社のパイロットが書いたエッセイです。 知っている風景がいつもと違…

斉藤洋『童話作家はいかが』

おはようございます、ゆまコロです。 斉藤洋『童話作家はいかが』を読みました。 大好きな『ルドルフとイッパイアッテナ』シリーズの作者のエッセイです。 斉藤洋さんがこの物語の執筆に何をヒントにして、またどのくらいの熱意を持って生み出されたのか?が…

水谷修『あした笑顔になあれ 夜回り先生の子育て論』

おはようございます、ゆまコロです。 水谷修『あした笑顔になあれ 夜回り先生の子育て論』を読みました。 これまであまり考えたことのなかった視点から、子どもの行動を考察しているのが新鮮でした。 例えば、自らが考える力について、水谷修さんによれば、 …

立花隆+東京大学教養学部立花隆ゼミ『二十歳のころⅠ 1937~1958』

おはようございます、ゆまコロです。 立花隆+東京大学教養学部立花隆ゼミ『二十歳のころⅠ 1937~1958』を読みました。 どの調査の話も興味深く、身を乗り出して聞きたくなる言葉が多いのですが、とくに覚えておきたいと強く感じたのは、長崎の原爆被害者の下…