ニジタツ読書

マイペース会社員のゆるふわ書評。なるべく良いところを汲み取ろうとする、やや甘口なブックレビューです。

マンガ

個性と個性がぶつかる時。『一度きりの大泉の話』を読んで

5おはようございます、ゆまコロです。 萩尾望都先生のエッセイ、『一度きりの大泉の話』を読みました。 この本は、萩尾先生が1970年10月から1972年11月始めまで、大泉で生活されていた頃のお話が中心に書かれています。 このお家には、竹宮惠子先生が一緒に…

杉田俊介『安彦良和の戦争と平和 ガンダム、マンガ、日本』

おはようございます、ゆまコロです。 杉田俊介『安彦良和の戦争と平和 ガンダム、マンガ、日本』を読みました。 本書は、アニメ監督・漫画家の安彦良和さんのこれまでの作品について、批評家の杉田俊介さんが対談と解説を交えながら、戦争と日本人について考…

小山宙哉『宇宙兄弟 35巻』

おはようございます、ゆまコロです。 小山宙哉『宇宙兄弟 35巻』を読みました。 いよいよ月面天文台が完成し、感慨深い35巻です。 今回、心に残ったシーンはこちらです。 種子島にソユーズが届くシーン。 「Airbus Beluga」(航空機のコンポーネントを空輸す…

末次由紀『ちはやふる42巻』

おはようございます、ゆまコロです。 末次由紀『ちはやふる42巻』を読みました。 クイーン戦の最終準備と、前夜祭、そして決定戦の朝までのお話です。 この巻も衝撃的なことが多く、まだ頭の中でまとまっていませんが、取り急ぎ感想を書きます。 表紙のカラ…

山口つばさ『ブルーピリオド 1』

おはようございます、ゆまコロです。 山口つばさ『ブルーピリオド 1』を読みました。 ずっと気になっていたのですが、やっと手に取りました。 成績優秀な男子高校生が美大受験を目指す話です。 とても面白くてうまく感想が言えないので、好きな箇所だけ拾っ…

末次由紀『ちはやふる41巻』

おはようございます、ゆまコロです。 末次由紀『ちはやふる41巻』を読みました。 いろいろ事件のある巻でした。 感じたことを箇条書きしていきます。 ●表紙 千早とお姉ちゃんの表紙が素敵です。春らしくて可愛いです。原画展に行ったとき、単行本の表紙のお…

ポール・オースター、デビッド・マッズケリ『シティ・オブ・グラス』

おはようございます、ゆまコロです。 ポール・オースター、デビッド・マッズケリ、森田由美子(訳)『シティ・オブ・グラス』を読みました。 同タイトルのポール・オースターの作品のグラフィックノベルVer.です。(漫画バージョンです。)以前、日本語訳された…

羽海野チカ『3月のライオン 14巻』

おはようございます、ゆまコロです。 羽海野チカ『3月のライオン 14巻』を読みました。 羽海野チカさんは、『ハチミツとクローバー』の頃からのファンです。 私はこの本で、初めて「職団戦」という言葉を知りました。 職団戦とは、日本将棋連盟が年に2回主…

小山宙哉『宇宙兄弟34』

おはようございます、ゆまコロです。 小山宙哉『宇宙兄弟34』を読みました。 ※以降、ネタバレを含みますのでご注意下さい。 この巻ではほとんど、ベティさんとカルロのお話です。 裏表紙の、何をするのかさっぱり予測できなかった機械が、まさかベティさんの…

峰なゆか『アラサーちゃん無修正6巻』

こんばんは、ゆまコロです。 峰なゆか『アラサーちゃん無修正6巻』を読みました。 私もいちアラサーとしていつも単行本を楽しみにしている漫画です。 アラサーちゃんたちと年代は近いのだけど、共感できることもあれば、なかなか理解できない考え方もあり、…

末次由紀『ちはやふる 40巻』

こんばんは、ゆまコロです。 末次由紀『ちはやふる 40巻』を読みました。 この漫画は母が読んでいて自分も好きになり、時々本誌も見たりしています。もう40巻なのですね。 ここから先はネタバレを含みますので、大丈夫な方だけお進みください。 ✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎…

松本大洋『ルーヴルの猫』

松本大洋さんの漫画を初めて読みました。 なんだか映画のような不思議な読後感で、読み終わったあとも、この物語についてぐるぐると考えてしまいました。 疑問に感じたことを残しておきます。 不思議1●どうして絵の中に入れる者と入れない者がいるのか? (私…

たもさん『カルト宗教信じてました。 「エホバの証人2世」の私が25年の信仰を捨てた理由』

karukこんにちは、ゆまコロです。 たもさん著『カルト宗教信じてました。 「エホバの証人2世」の私が25年の信仰を捨てた理由』 を読みました。 私自身は、特になにも信じておらず、占いも見ない方ですが、宗教に引っかかりそうだね、と時々言われます。エホ…