ニジタツ読書

読んだ本の感想です。胸に刺さった言葉をご紹介します。時々美術館のことなども。

ヤニス・バルファキス『父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。 ヤニス・バルファキス、関美和(訳)『父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』を読みました。 著者であるギリシャの元財務大臣が10代の娘に伝えたかったのは、端的にいうと以下のこと…

岩田健太郎『1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方』を読んで

おはようございます。ゆまコロです。 岩田健太郎『1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方』を読みました。 著者は感染症専門内科のお医者さんです。 岩田先生が思う上手な時間の使い方とは、端的に言うと、 「その与えられた場にふさわしい時間の使い方が…

ブッツァーティ『タタール人の砂漠』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。 ブッツァーティ、脇功(訳)『タタール人の砂漠』を読みました。 そう、いまでは彼は将校なのだ、金も入るし、美しい女たちも振り向くことだろう。だが、結局は、人生のいちばんいい時期、青春の盛りは、おそらくは終わ…

都甲幸治『世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。 都甲幸治『世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今』を読みました。 本書は、翻訳家であり、早稲田大学文学学術院教授でもある都甲幸治さんが、世界の八つの文学賞を選び、書評家、翻訳家など本にまつわる職業…

ポール・オースター『インヴィジブル』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。 ポール・オースター、柴田元幸(訳)『インヴィジブル』を読みました。 私はこれが終わってほしくなかった。不思議な、測りがたきマルゴと一緒にその不思議な楽園で暮らすことは、それまで私の身に起きた最良の、最高にあ…

オルガ・トカルチュク『昼の家、夜の家』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。 オルガ・トカルチュク、小椋彩(訳)『昼の家、夜の家』を読みました。 ノヴァ・ルダの協同組合銀行に勤めるクリシャは夢を見た。一九六九年の早春のことだった。 夢のなかで彼女は、左耳に声を聞いた。はじめは女性の声…

ポール・オースター『内面からの報告書』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。 ポール・オースター、柴田元幸(訳)『内面からの報告書』を読みました。 君の住む地域最大の有名人はトマス・エジソンだった。君が生まれたとき、エジソンが亡くなってまだ十六年しか経っていなかった。彼の研究所は君…

シュトルム『みずうみ/三色すみれ/人形使いのポーレ』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。 シュトルム、松永美穂(訳)『みずうみ/三色すみれ/人形使いのポーレ』を読みました。 読んだのはずいぶん前なのに、心に残るシュトルム作品。 大好きな松永美穂さんの訳で文庫になっていたので、再読しました。 3話入…

今村暁『1分間の日記で夢は必ずかなう!』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。 今村暁『1分間の日記で夢は必ずかなう!』を読みました。 学生時代にホームステイをした際、日記を付けたのですが、帰ってきてから読んでも意外と面白くて、日記をつけることのメリットについて気になっていました。 た…

佐藤富雄『愛されてお金持ちになる魔法の言葉』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。 佐藤富雄『愛されてお金持ちになる魔法の言葉』を読みました。 ■勝ち組遺伝子をONにする方法 「自分には、生まれたときからすでに、望むことを全部かなえる力が備わっていた」 と心から納得すると、まるで当たり前のよう…

中野ジェームズ修一『下半身に筋肉をつけると「太らない」「疲れない」』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。 中野ジェームズ修一『下半身に筋肉をつけると「太らない」「疲れない」』を読みました。 筋トレのモチベーションアップになるといいなと思って、手に取りました。 ■正しい姿勢をしようと無理すると、かえって逆効果。 美…

南沢典子『すっぴん美人の教科書』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。 南沢典子『すっぴん美人の教科書』を読みました。 長時間マスクをしていると、肌荒れが気になるこの頃です。 何か良いアドバイス的な内容がないかと思って手に取りました。 ■おやつについて ふだんの私のおやつは、油で…

荒木香織『ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。 荒木香織『ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」』を読みました。 著者は2012年より「ラグビーワールドカップ2015」終了までラグビー男子日本代表メンタルコーチをされていた方です。 スポーツでの目標の立て…

ポール・オースター『写字室の旅』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。 ポール・オースター、柴田元幸(訳)『写字室の旅』を読みました。 自由に旅行ができないこの時節柄、旅というタイトルに心踊りましたが、主人公の置かれた状況は、これ以上無いくらい閉鎖的でした。 どうして捕らえられて…

立花隆『知の旅は終わらない』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。 立花隆『知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと』を読みました。 筆者が大学生の時に、初めてヨーロッパを旅したお話が印象深いです。 資金調達に始まり、1960年ごろに海外旅行へ行く大変さが…

菅原洋平『「寝たりない」がなくなる本』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。 菅原洋平『「寝たりない」がなくなる本』を読みました。 こんなタイトルの本を手に取るからには、さぞかし少ない睡眠時間で日々過ごしている人間なのかと思いきや、時間的には結構寝ています。なのに、結構いつでも眠い…

ポール・オースター『闇の中の男』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。 ポール・オースター、柴田元幸(訳)『闇の中の男』を読みました。 作中で更に違う物語が展開される「物語中物語」が面白い(場合によると本編よりも)のは、オースター作品ではよくあることですが、今回は物語中物語とメ…

アビジット・V・バナジー, エステル・デュフロ『絶望を希望に変える経済学』を読んで

おはようございます。ゆまコロです。 アビジット・V・バナジー、エステル・デュフロ、村井章子(訳)『絶望を希望に変える経済学』を読みました。 『ファクトフルネス』に似ていると聞き、読んでみました。 この本で印象に残ったのは以下の部分です。 自分と…

マリア・シャラポワ『マリア・シャラポワ自伝』

おはようございます、ゆまコロです。 大阪なおみ選手、国枝慎吾選手、全米オープン優勝おめでとうございます。 今回の本はテニスに関連して、マリア・シャラポワ、金井真弓(訳)『マリア・シャラポワ自伝』です。 ボールを打つことはいつでも大好きだった。…

小渕千絵『APD「音は聞こえているのに聞きとれない」人たち』

おはようございます、ゆまコロです。 小渕千絵『APD「音は聞こえているのに聞きとれない」人たち 聴覚情報処理障害(APD)とうまくつきあう方法』を読みました。 APD=聴覚情報処理障害(Auditory Processing Disorder)とは、 聴力に問題はなく音は聞こえて…

新海誠『小説 天気の子』

おはようございます、ゆまコロです。 新海誠『小説 天気の子』を読みました。 ーそうか。皆が取材でなんでも話してくれるのは、だからだ。女子高生も大学の研究者もいつかの占い師も、相手が夏美さんだからこそあんなふうに喋ったのだ。誰のことも否定せず、…

ポール・オースター『冬の日誌』

おはようございます、ゆまコロです。 ポール・オースター、柴田元幸(訳)『冬の日誌』を読みました。 より繊細な、より美しく、最終的にはより充実感のあるゲーム― もっとも暴力的でないスポーツたる野球の技能を君は着々と身につけていき、六つか七つのこ…

斉藤洋『ルドルフとノラねこブッチー ルドルフとイッパイアッテナV』

おはようございます、ゆまコロです。 斉藤洋『ルドルフとノラねこブッチー ルドルフとイッパイアッテナV』を読みました。 「ねえ、イッパイアッテナ。イッパイアッテナがアメリカにいこうと思ったのは、また、日野さんの飼いねこになるためだったのかな。ぼ…

ヴァレンティナ・キャメリニ『グレタのねがい』

おはようございます、ゆまコロです。 『グレタのねがい』ヴァレンティナ・キャメリニ、杉田七重(訳)を読みました。 みんながグレタにインタヴューをしたいといってきて、世界中から集まったジャーナリストが山のような質問をグレタにぶつける。ストライキ…

エアライン研究会『飛行機に乗るのがおもしろくなる本』

おはようございます、ゆまコロです。 エアライン研究会『飛行機に乗るのがおもしろくなる本』を読みました。 温室効果ガスのことを考えると、飛行機が与える影響から何となく面目ない気持ちになったりもするのですが、それでもやっぱり飛行機が好きです。 初…

ポール・オースター『ブルックリン・フォリーズ』

おはようございます、ゆまコロです。 ポール・オースター、柴田元幸(訳)『ブルックリン・フォリーズ』を読みました。 その家族ディナーを、私はきわめて暖かい場として記憶している。誰もがグラスを掲げ、トムの成功にお祝いの言葉を述べた。私が彼の歳だ…

『麒麟がくる 明智光秀とその時代』

おはようございます、ゆまコロです。 自粛期間中、大河ドラマを見て過ごしました。 これまでほとんど見たことはなかったのですが、初めから順に見ていくと、時代の流れや人物の働きが分かって面白いなと思いました。 特に、日本史が弱かった自分にはとてもい…

太田肇『「承認欲求」の呪縛』

おはようございます、ゆまコロです。 太田肇『「承認欲求」の呪縛』を読みました。 この本で、なるほどな、と思ったのは以下の部分です。 「大事な試合の前に故障」は正常な自己防衛 認められたらそれに縛られ、承認を手放せなくなる。そして苦しむ。多くの…

ジョン・グリーン『さよならを待つふたりのために』

こんにちは、ゆまコロです。 ジョン・グリーン、金原瑞人・竹内茜(訳)『さよならを待つふたりのために』を読みました。 エド・シーランの「All of the Stars」という曲のMVを見て、どんな話なのか気になり手に取ってみました。 www.youtube.com 「でも、忘れ…

木村靖ニ『第一次世界大戦』

おはようございます、ゆまコロです。 木村靖ニ『第一次世界大戦』を読みました。 これまで私が戦争の本を読む時は第二次世界大戦時のものが多く、あまり馴染みがなかったため手にとってみました。 分かりやすい本を探しているときに、このページでおすすめさ…