おはようございます、ゆまコロです。
エアライン研究会『飛行機に乗るのがおもしろくなる本』を読みました。
温室効果ガスのことを考えると、飛行機が与える影響から何となく面目ない気持ちになったりもするのですが、それでもやっぱり飛行機が好きです。
初めて訪れる空港はテンションが上がります。離陸時も着陸時も好きだし、機内で地図を眺めるのも楽しいし、空港で待つ時間や飛行中に読む本を何にしようかと準備するのも好きです。
座席表示のアルファベットになぜか「I」が抜けているワケ
Aから順にアルファベットをふっていけばHの次はI なのだが、実際の座席を見るとI がなくていきなりJに飛んでいるのだ。
これは、世界中のどの飛行機の座席でも同じのようだが、なぜI が抜けているのだろうか。
じつは、アルファベットのI は、数字の1と混同しやすいということから抜かしているのだ。たとえば、搭乗券に「11I」と書かれていたら、「111」と見間違える人もいる。そういう間違いを避けるために、アルファベットのI は座席番号には使わないのだ。
航空会社によっては、Aの次にBではなく、Cがつけられている場合がある。これはBが数字の13と混同しやすいからである。(p56)
全然気にしたことはなかったけど、この項目を読んだ直後に飛行機に乗った際に見てみたら、たしかにI の座席がなかったです。
融通が利かないと思っていた機内食に特別メニューがあるってホント?
特別メニューを頼むには、出発の24時間前までに航空券の予約受付に申し込めばいい(一部の食材は72時間前)。旅行会社で予約した場合や、パックツアーの場合は、旅行会社に申し込む。特別メニューの種類はエアラインによって異なるので、予約をするときに聞いておくといいだろう。
各社とも、用意している特別メニューは、宗教上の問題、健康上の理由、菜食主義者、赤ちゃん、子どもなどを配慮したものだ。
宗教上の問題を配慮した食事では、豚肉を口にしないイスラム教徒のためのイスラム教徒食、牛肉がタブーのヒンズー教徒食、ユダヤの掟によって調理、祈祷され、封印して搭載されるユダヤ教徒食がある。菜食主義の人のためには、主義の違いも考慮して卵と乳製品が入っているベジタリアンミールと、卵・乳製品も入っていないピュア・ベジタリアンミールが用意されている。
健康上の理由を配慮したメニューには、糖尿病食、低コレステロール・低脂肪食、低カロリー食、低塩食、アレルギー対応食などがあり、じつに細やかな心配りがされている。(中略)
まさに至れり尽くせりのメニュー。ほかの機内食が配られる前にサービスされるので、待たされることもないし、味もいいと評判だ。一度注文してみてはいかがだろう。
(p68)
惜しいことに今のところは特に配慮して頂く状況に無いのですが、「早く配られる」というところに、いいなと思ってしまいました。
なぜ離着陸のとき耳が痛くなるのか?
鼓膜の内側には、中耳腔(ちゅうじこう)という小さな部屋があり、耳管(じかん)によって喉頭(こうとう)につながっている。耳管が解放すると、外部の気圧と中耳腔の気圧が一定に保たれる。ところが、離着陸のような急激な気圧の変化があると、耳管が閉じたままになってしまうのだ。
そのような場合は、ツバを飲み込んだりあくびをするといい。耳管が一時的に解放されるので、空気が中耳腔に送られ、鼓膜の外と内が同じ気圧となり、へこんでいる鼓膜を正常に戻すのである。
ところが、喉頭に炎症を起こしている場合には、耳管周辺の鼓膜が腫れて、耳管が詰まった状態になる。こうなると、あくびくらいでは鼓膜が正常な位置に戻らなくなる。
これは航空性中耳炎といって、重症になると激しい耳の痛みや耳鳴りがしたり鼓膜が破れたりする。やっと現地に着いても、その後の飛行機での移動を禁止されるケースもある。
鼻や喉頭に炎症を起こす最大の原因は、風邪や花粉症などのアレルギー性鼻炎である。そういうときは、なるべく飛行機に乗らないようにするといいのだが、旅行や出張をキャンセルできない場合は、ちょっとした工夫で自衛することができる。
アメをなめたり、ガムをかんだり、水を一気にゴクンと飲むと、耳管に空気が通りやすくなる。また、首を左右に、あごを上下に大きく動かすのも効果がある。バルサルバ法といって、スキューバダイビングなどでおこなわれる、いわゆる"耳抜き"をしたり、点鼻薬を鼻に噴霧すると、なおいい。
そして、眠っているとツバを飲む回数が極端に減ってしまうので、着陸前には目を覚ましておくのが航空性中耳炎から身を守るコツである。
(p98)
搭乗時にアメを貰うことがあるのは、こういう意味もあるのかな?と思いました。
しかし、ゆまコロは搭乗前→フライト中に興奮しているのが良くないのか、着陸前はしっかり寝ていることが多いので、気をつけようと思います。
遠出をするのが難しい今、旅行気分で読みました。
時差ボケを防ぐ方法や、事故に遭っても助かりやすい座席の考察など、飛行機が怖い人にも有益な情報が多いと思います。(嫌いな人はあまり手にとらないかも知れませんが。)
最後まで読んで下さってありがとうございました。
アップグレード版も出ているようです。