おはようございます、ゆまコロです。
藤田正裕『99%ありがとう ALSにも奪えないもの』を読みました。
中山祐次郎さんの本で紹介されていて、気になったので読みました。
ALSという病気について初めて知ったのは、「宇宙兄弟」を読んだ時です。
「英語でよく言う、
「死にさえしなければ、その経験はあなたを強くする」
もし、それがホントならば、診断のショックに耐え、少しずつ全身の動きがなくなる屈辱を冷静に受け止め、元からある穴から新しい穴まですべてに管を入れられる痛みに耐え、何度も何時間もキツイ体勢にはまるのに耐え、死まで数分って状態の経験を2回耐え、意地悪なニヤリに耐え、などの経験をしたオレが治らないことを、アンタは願うべきかもね。
もし治ったら、幸せになること、強く生きること、儲けることや、アンタの人生を笑顔で沈めること、アンタの価値・政策を変えることが、どんだけ簡単になるかわかってんの?
言葉に気をつけろ。
オレは動いてないけど、100%生きてるのを忘れんな。」
「交換しよっか?
あなたにこれを経験してもらいたいとは少しも思わない。
ただ、もしあなたも捕まったとしたら、
これをたまに言いたくなる気持ち、わかると思う。
おまえとおまえのつまんねー生活への愚痴や言い訳、もう散々…正直、クソくらえ。
おまえにはその状況をどうにかする選択肢があるからこそその愚痴や言い訳を吐ける。
その出来事に参加することさえ取り上げられたとき、さっきまで愚痴ってたことが有り難いことに聞こえてくるはずだよ。
選択肢があるなら、
ペラペラしゃべってねーで
黙って解決しろよ!! タコ。
ダメだ。俺、メッチャ嫉妬してる…。」
泣きました…。自分だったらこんなに闘えない。たぶんこの病気に罹ったら仕事もしていないはず。
たくさんの人が、ALSについて理解を深めてくれるといいなと思いました。
猛烈に、頑張りたくなる本です。
最後まで読んで下さってありがとうございました。