ニジタツ読書

マイペース会社員のゆるふわ書評。なるべく良いところを汲み取ろうとする、やや甘口なブックレビューです。

斎藤一人『人とお金』

おはようございます、ゆまコロです。

 

斎藤一人『人とお金』を読みました。

 

読んでいると、え、本当にそうしちゃっていいの?と思う箇所が時々あるのですが、それでもなんとなく、「やってみようかな」と思わせる不思議な魅力のある文章だと思いました。

 

例えば、「人間は自分のことを「善」にとられて初めて行動が変わる」という箇所。

 

「例えば知り合いから、「○○さんが、おまえの悪口を言っていたよ」と言われたら、こう言えばいいのです。

 

「何かの勘違いか、ジョーダンで言ったんじゃないの?」

「あいつはそんなことを言う男じゃないよ。オレは、あいつのことが大好きなんだよ」

 

そうやってガンとして、相手の悪口を認めないのです。

 

そうすると、周りの人が、「おまえって、えらいな」と言ってくれます。

 

そのうち、悪口を言っていた人に、

 

「おまえが悪口を言っていた人が、おまえのこと、ほめてたぞ」と伝わります。

 

そうすると、その人は、「えっ、オレのこと、ほめてたの?」とびっくりします。

 

そのときに、奇跡が起こるのです。

 

「ああ、オレ、悪口言って、悪かったな…」と心から思って、その人が変わります。

 

人間は、自分のことを「善」にとられて、初めて行動が変わるのです。」

 

 

もうひとつ、印象深いのがこちら。

 

「背の高い女性は、背の高いことを隠そうとしてはいけません。

むしろ、10cmくらいのハイヒールを履いて、街をさっそうと歩いてみましょう。

背の高い女性が、カツカツとハイヒールを鳴らして、かっこよく歩く姿は、とても目立ちます。

みんなが羨望のまなざしを向けることでしょう。

背の小さい女性が、うんと高い靴を履いたところで、身長の高さは「平均的」になるだけです。

普通になったところで、ちっとも目立ちません。

それならば、小さいことを生かして、小さい身長の人しか着られないような可愛らしいデザインの服を選んだりするほうが、みんなの注目を浴びられるのです。

これが、「神のくれたものを生かしきる」ということです。

自分にそなわっているものを、さらに磨きをかけることで、宝になるのです。

これは仕事にも言えることです。

私は生まれつき、体の弱い子どもでした。

だから、体の弱い人の気持ちが、誰よりもわかります。

健康になることを追求して、ありとあらゆる健康法を試しました。

いろいろな健康法の本も読みました。

そして、その経験のすべてを生かしてつくったのが、「まるかん」という会社です。

私は自分が病弱であったことを、最大限に生かして、心と体の健康を追求する会社をつくったのです。

神様は、そのために私に「病気」というものをくれました。

それが神さまのプレゼントだったのです。

神さまのプレゼントは、最初は、コンプレックスやハンディに見えることが多いものです。」

 

肩の力が抜けるような本でした。

 

最後まで読んで下さってありがとうございました。

 

人とお金

人とお金