ニジタツ読書

マイペース会社員のゆるふわ書評。なるべく良いところを汲み取ろうとする、やや甘口なブックレビューです。

池田潤『勉強の結果は「机に向かう前」に決まる』

おはようございます、ゆまコロです。

 

池田潤『勉強の結果は「机に向かう前」に決まる』を読みました。

 

著者は、受験指導の経験がある、メンタルトレーナーです。

どういう意味なのか、ちょっと気になるタイトルです。題名通り、やる気になるためのスイッチを発動させる準備の話が心に響きました。

 

●「勉強することとは、短期的欲求を満たすことではなく、長期的成功を目指すということを意味します。(中略)例えば、私の生徒で、偏差値50から早稲田大学に合格した生徒は、「テレビを全然観たいと思わない」と言っていました。(中略)なぜそうなったかというと、短期的な楽しさを得たとしても、それはそのとき限りのものだということを理解したからです。

 

 それよりも、長期的に自分の人生のためになる「勉強」のほうが、価値があると思うようになったのです。」

 

●「では、どうすれば、強い願望を持つことができるのでしょうか?

 

まずは、「自分はどういう人生を送りたいのか?」「死ぬまでに何をしたいと思っているのか?」を明確にすることです。

 

これをいつも意識することが重要です。

 

意識しないと、日々の忙しさのなかですっかり忘れてしまいます。忘れてしまうと、また短期的な欲求に流されてしまいます。

 

忘れないように、一日に何回か思い出してください。そのためには何かに書き留めておいて、眺めるのが良いでしょう。

 

このとき重要なのは「できる・できない」は考えないということ。とにかく、自分がこうなったらいいな、と思うことを考えて書き出す。(中略)できると思うことをやる、というのは、自分の可能性に自分で限界を作る考え方。

 

さらにいえば、今の自分にできることが本当にやりたいこと、実現したいことであるかというと、そうではないことのほうが多いのです。

 

自分に聞いてみてください。「本当は、どうしたい?」と。

 

本当は、あなたは何がしたかったのでしょうか?」

 

●「人は、自分が満たされたいと思っているときには満たされず、誰かを満たそうとしたときに満たされます。

 

孤独な人というのは、自分の寂しい気持ちを誰かに満たしてほしい、といつも思っています。そして、そう思っているからこそ、満たされることがないのです。

 

自分が満たされていないときこそ、一度その気持ちを忘れ、誰かの幸せを願ってみる。そうすることで、どんどん自分の心が満たされていき、元気になっていきます。

 

実際に人と会って会話をすることも大事なことです。恋人に会って会話をしたり、友達と会話をしたりと、人と会って話すことは私たちに元気をくれます。」

 

“死ぬまでに何がしたいか?” 難しい質問だと思いました。

確かに、自分が願っていることでも、すっかり忘れてしまって目先の欲求に気を取られることはよくあるような気がします。

 

長期的に人生を考えたいです。

 

最後まで読んで下さってありがとうございました。

 

勉強の結果は「机に向かう前」に決まる

勉強の結果は「机に向かう前」に決まる