ニジタツ読書

マイペース会社員のゆるふわ書評。なるべく良いところを汲み取ろうとする、やや甘口なブックレビューです。

福島正伸『どんな仕事も楽しくなる3つの物語』

おはようございます、ゆまコロです。

 

福島正伸『どんな仕事も楽しくなる3つの物語』を読みました。

 

どんな仕事も楽しくなる、なんてことがあるのだろうか、と思って手に取りました。

 

この本の中で興味深いと感じたのは、経営コンサルタント会社のプロジェクトリーダーから、出産を経て、内勤の仕事に変えてもらったという女性の語る言葉です。

 

「仕事とは自分らしく取り組むもの、というお話を伺いました。はじめは、そうは言っても、と思いましたが、どうせ、今の仕事をやるしかないんだから、できることから自分らしく取り組んで楽しんでみようと思いました。どんなに些細な仕事も、自分が楽しいと思って取り組むように努力しました。私の場合、コンサルタントをしていましたから、自分が楽しいと感じるのは、他人の役に立っている時です。だから、今の仕事でも、もっと他のスタッフの役に立てるように、自分ならどうするかをいつも考えながら仕事に取り組みました。それを続けていたら、みんなから感謝されるようになったんです。そうしたら、この仕事がますます面白くなってきて、徹底的にこの仕事を極めていこうと思いました。」

 

どうせやるしかないのだから、楽しいと思えるように努力する、というのは、建設的でいいなとおもいました。

 

他にも、「自分が今やっている仕事を楽しみたい」と思っている駐車場の管理人さんや、

いま笑顔を見せる、ということが、会社を日本一にする第一歩と信じているタクシーの運転手さん、

自分の仕事が、誰かに喜びや感動を与えることができると気付いたペンキ屋さんの息子の話など、素敵なエピソードが多かったです。

 

仕事に面白さが見いだせない時や、仕事で孤独を感じた時、ちょっとしたヒントが見つかるかもしれません。

 

最後まで読んで下さってありがとうございました。

 

どんな仕事も楽しくなる3つの物語

どんな仕事も楽しくなる3つの物語