おはようございます、ゆまコロです。
山口真由『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。(図解版)』を読みました。
新しいものを学習するときはできるだけ早く
「知っていること 8割
知らないこと 2割」
の、状態に持っていくことが重要とのことなので、こうなる状態に持っていくための「7回読み」のやり方についての解説も分かりやすかったですが、私が本書の中でいいなと感じたのは「努力に役立つメソッド」の中の、以下の部分です。
●「自分との戦い」に持っていかない
私は北海道の公立中学校に通っていましたが、定期試験ではダントツのトップというわけではなく、いつも僅差で競うようなライバルがいました。同学年に秀才といわれる男の子がいたのです。
彼は「ガリ勉」といわれることをものともしない強靭な精神の持ち主。休み時間にも友達と話すこともなく参考書を読んでいました。
人の目を気にしがちだった私にとっては、尊敬し、羨ましくもありました。彼は私が明確に意識していたライバルでした。
そして彼のことを具体的に思い浮かべると、がぜん一生懸命になれることに気づきました。テスト前、ちょっとテレビを見たりすることもあります。すると、頭の片隅に、私が休んでいる間に、こつこつと勉強を続けている彼の姿が浮かんできます。そうするともうテレビには集中できなくなります。(中略)
私たちのような普通の人が「自分との戦い」に挑むと、大抵はうまくいきません。孤独な戦いに挑むよりも、ライバルと一緒に頑張るほうが続けることができます。
(p76)
また、手帳を使って目標を管理するよりも、試験や模試を申し込んでしまうという「外圧」を使ってやらざるを得ない状況を作ること、PCのパスワードをTOEICの受験日にしてしまうという「努力発動のためのスイッチづくり」など、ムラなく何かを「反復・継続」させるための工夫が面白いと思いました。
頑張りたいことがある人や、現状を変えたいと思う人は、開いてみるとヒントがあるかも知れません。
最後まで読んで下さってありがとうございました。
図解版 天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある
- 作者: 山口真由
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2014/08/30
- メディア: 単行本
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