ニジタツ読書

マイペース会社員のゆるふわ書評。なるべく良いところを汲み取ろうとする、やや甘口なブックレビューです。

二村ヒトシ『すべてはモテるためである』

おはようございます、ゆまコロです。

 

二村ヒトシ『すべてはモテるためである』を読みました。

同じ作者の『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』が面白かったので、読んでみました。こちらは男性に向けた内容のようです。

 

相手から好かれるための姿勢として掲げられている内容で、好感が持てるのがこちらです。

 

●相手の話を聞く。

 

「意志をもって聴く」といっても[上から目線で聴いているのではダメ]だということです。

 

 相手を、あなたの心の中で「決めつけて」は、いけないのです。

 

 たとえば彼女の話から「彼女が何かに悩んでいる」ことがわかったとして、その状況を分析してみたり、それに対するアドバイスをしたりしても、最初は感謝されるかもしれませんが、やがて確実に嫌われます。

 

 それはコミュニケーションではなく「相手をコントロールしようとしていること」だからです。(中略)上から目線ではなく相手の話を聞く、つまり「相手と同じ土俵に乗る」というのは、「あなた自身が(相手の話を聴いたことによって)変わるつもりがあって話を聴いてるかどうか、あなたの側に[変化する気が]あるかどうか、ということです。

 

 それは、変化する[勇気が]あるか、ということでもあるでしょう。(中略)相手の話を「自分が変わることをおそれず」ちゃんと聴くことができると、それは[コミュニケーション]になっていきます。つまり「謙虚になれ」といういうことですが、けして「へりくだったり、相手に媚びたり」ということではありません。 

 

相手の話を聴く姿勢に男女でどんな違いがあるのか、分かりやすい例だと思います。

この内容は、あまり女性には話される必要がないように思いました。

なぜなら、「相手と同じ土俵に乗る」のは、女性同士で話をしているときにはよくある状態だからです。

もちろん、相手はこういう人だと「決めつけて」話が進む場合もありますが。

 

勉強になります。

 

最後まで読んで下さってありがとうございました。

 

すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)

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