ニジタツ読書

マイペース会社員のゆるふわ書評。なるべく良いところを汲み取ろうとする、やや甘口なブックレビューです。

野中秀訓『がんになって、止めたこと、やったこと』

おはようございます、ゆまコロです。

 

野中秀訓『がんになって、止めたこと、やったこと』を読みました。

 

ステージ4の大腸がんから一年ちょっとで「寛解」(かんかい=病気の症状が軽減またはほぼ消失し、臨床的にコントロールされた状態。治癒とは異なる。)した筆者が行ったことがまとめてあります。

 

文献の紹介が多く、参考になります。

重い話ですが、興味深かったです。

 

「偶然で、がんになることはありません。

  一度がんになったとしたなら、そうなった原因はどこかにあるはずです。

  今現在、身体の中にあるがんをすべて取り除いても、それを調節してくれる免疫系が異常をきたしたままならば再発します。だからこそ私は、この後もずっと好きなだけお酒を飲めるようになることはないし、仕事のストレスをためない生活をしていかなければならないという覚悟をしています。ただ、そうしてがんとつき合っていけたなら、寿命を全うできると考えています。

  方法さえ見失わなければ、私に限らずそれができるはずです。

  がんは生活習慣病です。

  だからこそ治せる。そしてまた、だからこそ、その責任は、自分でとらなければならないのだと考えています。」

 

本書で紹介されている「寛解した人たちが実践している9つのこと」の中の、「どうしても生きたい理由」を持つ」など、今から考えておきたいこともありました。

 

読んで下さってありがとうございました。

 

がんになって、止めたこと、やったこと

がんになって、止めたこと、やったこと