ニジタツ読書

マイペース会社員のゆるふわ書評。なるべく良いところを汲み取ろうとする、やや甘口なブックレビューです。

佐々木典士『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』

おはようございます、ゆまコロです。

 

佐々木典士『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』を読みました。

ミニマリストを目標とする気持ちに目覚めた本です。

 

筆者がお母さんからもらった手紙の場面が印象深いです。

 

「ぼくが今までにもらった手紙は、すべてスキャンし実物は手放した。手放した手紙で忘れられないモノがある。

  母からもらった「乗り換え案内」。実家の香川県を離れ大学に通うため、東京で1人暮らしを始めたぼく。これから暮らし始める街に、初めて1人で降り立つため、母が羽田空港から街までの「乗り換え案内」を手書きで書いてくれたのだ。

  モノレールに乗って、山手線に乗って、西武新宿線に乗って…。極度の方向音痴で、携帯も持っていなかったぼくのために書いてくれた乗り換え案内。母はどういう思いでぼくを東京に送りだしてくれたのだろう?その乗り換え案内も、持っているときはその存在を忘れていた。手紙の山に埋もれていて、見返せなかったからだ。捨てる段になって、初めて大切に思えた。もう手元にはない。捨てることと忘れるとことはイコールではない。捨てたからこそ、忘れられないモノがある。」

 

この本の作者さんのお部屋の写真を見ると、

「あ〜〜〜、片付けしたい」という気持ちが物凄く起きます。

頑張ります。

 

最後まで読んで下さってありがとうございました。

 

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -