おはようございます、ゆまコロです。
ブログに掲載する順番が前後してしまいましたが、好きな本なのでご紹介します。
この本でキキは、他の人を疑ったり、ちやほやされて浮かれたり、やきもちを焼いたり、意地を張ったりと、生まれた町を出た時から比べると、大人になった印象を受けます。
街を出たとんぼさんからキキのもとに手紙が届くのですが、学校に通う彼もまた成長していることが窺えます。
「わからないものがいっぱいあるって楽しいなって。」
とんぼさんの勉強熱心さがうかがえる文面です。その後受け取るお手紙も素敵です。
「何年もあせっていたぼくの気持ちがやっとおちついてきた。そしてはじめて心の底からキキの全部が好きだと思えた。魔女のキキも、キキの魔女も好きだよ。」
一方キキはといえば、違う男の子と遊んでいて、収穫の日の約束を忘れ、お母さんに電話したりしています。厳しく叱られたのに、「なぐさめてくれたっていいじゃない」とふてくされる始末。
ラストではキキのお母さんがいなくなってしまうのか?と思いハラハラしました。
これが「魔女の宅急便」なの?と思うくらい、キキととんぼさんが大人になっていて、ほほえましくなります。
最後まで読んで下さってありがとうございました。