こんばんは、ゆまコロです。
ジョルジュ・カステラン、ガブリエラ・ヴィダン、千田善、湧口清隆(訳)『クロアチア』を読みました。
2018年4月にクロアチアを初めて訪れました。
テレビで見たプリトヴィツェ湖群国立公園に行きたかったのですが、あとはどんな国なのかよく知らず、クロアチアについて書かれた本を探しました。
実際にこの国を訪れてみると、紛争の跡は所々に見られました。しかし、海も観光地もとても綺麗なので、この国に住む人々がここを愛していて、短い期間に懸命に立て直したのだなと思いました。
興味深い記述はこれです。
「クロアチア人のキリスト教への改宗は八世紀ないし九世紀頃であったが、その後、クロアチア人は、書き言葉ないし公用語としてラテン語を採用した。ラテン語は、その後しだいにクロアチア人の文語の一つとして定着し、十五世紀から一九世紀までの間にかなりの数の文学作品や科学論文がラテン語で書かれた。クロアチア人はヨーロッパの中で最も遅く
(1847年まで)ラテン語を公用語として使用していた民族の一つであろう。」
シェイクスピアの話の中くらいでしか、その話題を目にしなかったラテン語ですが、これを読んでクロアチアに親近感が湧きました。
(シェイクスピアが好きなので。)
難しい内容も多いのですが、紛争の概略など、勉強になりました。
クロアチア出身の画家や作家についても紹介があったので、今度探してみたいと思います。
クロアチアを訪れる際に読むと、地名や紛争になった場所などが分かり、予習になると思います。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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