ニジタツ読書

マイペース会社員のゆるふわ書評。なるべく良いところを汲み取ろうとする、やや甘口なブックレビューです。

樋野興太『明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい』

こんばんは、ゆまコロです。

 

樋野興太『明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい』を読みました。

 

悩みは、人と比べるから生まれる。

そう言われると、仰る通りなのですが、なかなか他人と自分を比べないでいられるのは難しいです。

 

「人と比べて一喜一憂してしまうのは、人生の役割が見つかっていないからでしょう。自分の役割や使命がわかれば人と比べることはなくなります。

「余人をもって代え難し」なことをしているわけですから、人と比べようがないのです。」

 

この中で紹介されていて、気になったのは内村鑑三の言葉です。

 

「後世へ遺すべき物は、お金、事業、思想もあるが、多くの者がその才能を持ち合わせてはいない。だからといって子孫に何も残せないかというと決してそんなことはない。誰にでも残せる最大の遺物がある。それが勇ましい高尚なる生涯だ。善のために戦うまじめな生涯そのものが最も尊く価値のあるものなのだ」

内村鑑三『後世への最大遺物』

 

落ち込んだ時に、なにかヒントをもらえるかもしれません。

 

最後まで読んで下さってありがとうございました。

 

明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい (幻冬舎文庫)