ニジタツ読書

マイペース会社員のゆるふわ書評。なるべく良いところを汲み取ろうとする、やや甘口なブックレビューです。

川北義則『男が人生で捨てていいもの いけないもの』

おはようございます、ゆまコロです。

 

川北義則『男が人生で捨てていいもの いけないもの』を読みました。

 

特に、何かを捨てようとか、何か変えたいとか、目的を持って手に取ったわけではなかったのですが、読んだ後、無性に片づけと倹約をしたくなりました。

 

この中に出てきた、貝原益軒の言葉が印象的です。

 

「身に奉ずること薄きを倹約とし、人に施すこと薄きを吝嗇とす」

貝原益軒(1630-1714)、江戸時代の儒学者

 

吝嗇(りんしょく)とはケチという意味です。自分のために使うお金をできるだけ我慢するのが倹約で、誰か人のためにお金を使うことを渋るのがケチなのだそうです。

 

著者は出版プロデューサーですが、ブログを拝見すると、

体調が悪く、入院しているような状況でも、「仕事に追われる身であることの幸福感」を感じる、とあり、働くことに喜びを見出している方なのだということが窺えます。

 

居住まいを正したくなる本でした。

 

最後まで読んで下さってありがとうございます。

 

男が人生で捨てていいもの いけないもの (だいわ文庫)

男が人生で捨てていいもの いけないもの (だいわ文庫)