こんにちは、ゆまコロです。
国立西洋美術館(東京・上野)にて開催中の「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代」を見に行きました。
ピュリスムとは、
「1910年代末、フランスの画家オザンファンと建築家で画家のル=コルビュジェによって興された芸術運動。キュビスムをさらに純化し、装飾性・感情性を排した表現形態を追求した」(デジタル大辞泉より)運動のことらしいです。
ル・コルビュジエの建築はもちろん、彼の描いた絵が好きで、見に行ってきました。
行ったのは土曜日の朝です。9時半開館ですが、5分前には開錠してくれていました。
9:25に到着した時には、30人ほどの列が門の中へ入るところでした。
(ここでチケットを持っていないと、開門しても建物の前でまたチケット購入のために並ぶことになるので、私は事前にセブンイレブンで当日券を購入して行きました。)
会場に入ってすぐに、割と大きな部屋があるからか、人が滞留せず、中はそれほどの混雑という感じでもなかったです。
今回、ジョルジュ・ブラックとフェルナン・レジェの絵も来ているということで、楽しみにしていました。以下、思ったことを箇条書きにしていきます。
●アメデ・オザンファンの絵
彼はル・コルビュジエの絵の師匠的な方です。
今回アメデ・オザンファンの絵を初めて見たのですが、色調が柔らかく穏やかで、とても心地の良い絵でした。サインも可愛いです。
●フェルナン・レジェの絵
フェルナン・レジェの絵は、堂々として自信があるように見えました。色もはっきりとしていて、迷いがない感じです。(単なる印象ですが。)
展示作品の中のひとつと一緒に写る、仕事中のル・コルビュジエの写真があって、それも良かったです。
●パブロ・ピカソの絵
今回の展示のように、他にもたくさん抽象的な絵がある中でピカソの絵を見ると、雑然としているようで案外そうでもないというか、不思議な完成感のような落ち着きがあるように思えました。
●サヴォワ邸の写真
キッチンや階段など、いろいろな場所から撮った写真がありました。陽当たりのいい場所に置いてある椅子や、明るい水回りなど、すごく気持ちよさそうでした。
こんな家に住んでみたいです。1/100の模型もありました。
●雑誌「エスプリ・ヌーヴォー」の表紙
「エスプリ・ヌーヴォー」はアメデ・オザンファンとル・コルビュジエの発刊した雑誌です。ル・コルビュジエはこれに建築,絵画から文学にまで及ぶ論文を発表したとのことです。
展示にはこの表紙を壁一面に飾ってあるところがあるのですが、号数の数字がデザインされているどの表紙も可愛くて、どの数字がいいかついじっくり見てしまいます。
「1」だけポストカードになっていましたが、他の数字もグッズにして欲しかったです。
他のグッズはトートバッグとハンカチが素敵でした。
建築が好きな人はもちろん、抽象画が好きな人も楽しめると思います。
国立西洋美術館(東京・上野)にて
開催中~2019年5月19日まで。
最後まで読んで下さってありがとうございました。