おはようございます、ゆまコロです。
萬田緑平『穏やかな死に医療はいらない』を読みました。
胃がんになった人が、終末期医療に熱心でない、大半の病院でどういう最後を迎えるのか、その例が辛かったです。
何度か泣きました。
長生きすることがいつも幸せなことばかりではないことは、身内など、近くのお年寄りを見ていると感じます。自分の体とどう向き合うのか、どんな医療を選択したいか、積極的に考えたいと感じました。
「治療をやめて元気を取り戻し、主治医から告げられた余命を超えてふつうに暮らしている患者さんを見ると、ほとんどの病院医師は「奇跡だ」と言います。でも、奇跡でもなんでもありません。身体を痛めつけていたのは、病気ではなく無駄に投下された武器や爆弾(治療)だったからです。元気になると言っても完全に治るわけではありませんが、戦いをやめた時点で、死は「敗北」ではなく、「人生の終着点」へと変わります。
身体は穏やかに、ゆっくりと、最期のときに向かって進んでいくのです。」
最後まで読んで下さってありがとうございました。