ニジタツ読書

読んだ本の感想です。胸に刺さった言葉をご紹介します。時々美術館のことなども。

今村暁『1分間の日記で夢は必ずかなう!』を読んで

おはようございます、ゆまコロです。

 

今村暁『1分間の日記で夢は必ずかなう!』を読みました。

 

学生時代にホームステイをした際、日記を付けたのですが、帰ってきてから読んでも意外と面白くて、日記をつけることのメリットについて気になっていました。

ただ、そんな経験があったのにそれ以降は続かず…。

もっと後押しというか、動機付けがあれば、再開できるかなと思って読んでみました。

 

著者が本書でオススメしている日記の書き方は、次のような方法です。

 

■朝、2つの項目を書く。

①「夢、目標」

②「やりたいこと」

 

■夜、3つの項目を書く。

③「今日のできごと」

④「今日の感謝」

⑤「今日の成功法則・学びの言葉」

 

これを朝・夜ともに1分間ずつ書いていきます。

各項目に書く内容の詳細は以下の通りです。

 

①=「夢、目標」は具体的でハッキリ書く。「~したい」「~になりたい」ではなく、「~である」「~している」のような現在進行形で断言する形で書く。

例、x「積極的な自分になる」

      〇「毎朝、職場で大きな声で挨拶をする」

 

〇「目標」は日々変わってOK!

 

 長期目標というのは、多くの人が途中で変わっていくことでしょう。でも、それでいいのです。

「目標は絶対に変えるな」「目標を信じ続けろ」という考え方を説く人が多いのですが、私はまったくそうは思いません。

 まれに、「自分の本当にやるべき使命」のようなことにあらかじめ気づいていて、一寸たりともぶれずに猛進する人がいます。

 でもこのような人は、日本チャンピオン、世界チャンピオンになるようなすごい人たちです。

 多くの人たちは、はじめは「自分は何者なのかわからない」「自分が本当にやりたいことが何かわかっていない」「自分の感情に気づいていない」という人たちなのです。

 それなのに、自分を見つめる作業をあまりしたことがないため、「どこかの誰かに聞いたこと」を真似して目標にしている人がほとんどです。

「他人からの借り物の夢」を追いかけようとしているのです。今までに「1年のうち半分くらいは海外で暮らす経営者になりたい」「美人秘書を雇って六本木ヒルズに住みたい」「不労所得を得て、悠々自適に暮らしたい」「30歳までにセミリタイアしたい」という夢を何十人もの人から聞きました。

 これらの目標がダメだとは言いません。でも、毎日、この日記を書き続けて半年後もこう思っていられたときには「その人にとってはそれが本当の感性なのだ。それがぴったりの目標なのだ」ということなのです。

 ほとんどの場合はどこかの本で読んだり、セミナーで聞いたようなことに影響を受け、「本来の自分の感性ではそう感じていないこと」に執着しているのです。

 毎日、日記を書くという作業は自分の中のモチベーションを高める作業をしているだけでなく、自分の本当の感性、自分の本当の「want」、自分の本当の目標は何かということを問いかける作業なのです。

 この本当の目標が、いつ感性からわき出てきて見つかるかはわかりません。1カ月で見つかる人もいるでしょうし、1年かかる人もいるでしょう。

 でも、本当に自分を見つめてみない限り、一生気づかないままで終わる人も多いことでしょう。

 はじめのうちは毎日のように目標が変わるかもしれません。でも、そのときに「自分は堪え性がない」「自分は根性がない」「自分は継続性がない」などと自分を責める必要はまったくありません。それでいいのです。というよりも、それがいいのです。

 本当の自分に近づいていこうとしているのです。 夢とは心がワクワクすることです。本当の自分の深いところからわき出た夢に出会うまでは、日々変化してかまいません。

 そして、心の底の感性からわき出る夢に気づけたとき、人は夢に向かって、猛進し始め、夢をかなえるのです。

 

〇戦略を変えるために目標を変える!

 

 はじめに「年収5000万円になりたい」という目標を掲げたとします。毎日毎日、その目標を書き続けます。

 その作業をしながら「どうやって年収5000万円になろう?」「なんで5000万円欲しいのだろう?」「本当に5000万円欲しいのだろうか?」と感性というスーパーコンピューターは考え、感じ続けます。

 そうしているうちに、あるとき突然、本当に欲しいものの形が見えてきます。

 そして「そうか!自分が5000万円欲しかったのは、家族の幸せを求めていたんだ。そのための5000万円だったんだ」と自分の深い感性に気づいていきます。

 もちろん、その内容はそれぞれです。5000万円を欲しかった理由は「家族のための安心」であったり、「親孝行」であったり、中には年収5000万円を使った恋愛の成就」が目的かもしれません。(p73)

 

 

自分の夢だと思っているものが「どこかの誰かに聞いたこと」を真似している、というのがちょっと衝撃的でしたが、自分の頭で考え出したようで実際にはそんなものなのかもしれません。

 

②=「やりたいこと」が浮かんだらスグにメモ。

 

 目標を書いたら、次に「やりたいこと」を書き出してみましょう。

 ここで大事なことは「できるかどうか」は関係ありません。「自分が今、ふとやってみたいと思ったこと」を書くのです。

 おもしろいことに活動的な人というのは、この「やりたいこと」というのが次々に出てきます。あっという間に100個以上書けてしまう人もいます。

 反対に、「やりたいこと」を3つすら書けない人もいます。私がかかわってきた多くの不登校児や、指導先の企業内でメンタルヘルスのバランスを崩してしまった人たちは「やりたいこと」を1つも書けない人がたくさんいました。

 本来は、やりたいことをたくさん持っていたであろうに、家族の環境や、学校の環境や、職場の環境や、いろいろなものが影響し、自分で「あれをやってみたい」と感じることすら忘れてしまっていたり、気づけなくなってしまっていた人たちでした。

 そんな人たちは、心の底にある感性をフタで閉じてしまっています。無理にやりたいことを考える必要もありません。

 でももし、「あ、ちょっとこんなことをやってみれたらいいなぁ」と思ったら、それを正直に書いてみましょう。

 初日は0個かもしれません。数日たってやっと1個出てくるレベルかもしれません。「もっと寝たい」でもいいのです。なんでもいいから「want」で思ったことを書いてみましょう。

 あるとき3個書けるようになり、あるとき10個書けるようになり、あるときわずかな時間で20個書けるようになることでしょう。

 ガマンさせていた感性がよみがえり始めるのです。

 ですからあせらず、「やりたいこと」が浮かんだら、すぐにノートを開いて、書いてみることを実践しましょう。

 


〇実は、あなたの「やりたいこと」の7割は今できる

 
 やりたいことを書くときは「こんなことを思っていいのだろうか」「できるだろうか」「正しいだろうか」「他人にどう思われるのだろうか」なんて余計なことは一切考える必要はありません。

 あなたの心の欲求を、聞いてあげることが大切だからです。

 たとえば、「新しくできたあのラーメン屋に入ってみたい」「窓枠を掃除したい」「缶コーヒーを飲みたい」「○○の本を読みたい」「テレビ番組の○○を見たい」「アイスを食べたい」「渋谷に行きたい」「もっと寝たい」…こんなレベルで良いのです。

 こんなものでも、積もり積もって100個くらいになったときに、「あぁ、自分はこんなにやってみたいと思っているのにやってなかったことがたくさんあるんだなぁ」と気づくはずです。

 そして改めてやりたいことリストを見ると、きっと多くのことが「スグできること」なのです。5~7割くらいがスグにできてしまうことなのです。

 


〇3つのサイクルで成功をつくる!


 やりたいことを書き出してみたら、できることからどんどんやってみてください。

 できるだけ早く「実際にやってみる」のです。実はこれが大変重要な作業なのです。

1「やりたいことがあるので」→2「書いてみると」→3「実現した」というサイクルを身につけるのです。

(p79)

 

 

やりたいことが7割できると初めから決まっているなんて、ちょっとワクワクしてきます。

 

③=「今日のできごと」は、「何があったか」だけではなく、「どう感じたのか」という感情も書く。

 

④=「今日の感謝」を思い出すために。

 

「電車の席を詰めてくれたので、座ることができた」「上司におごってもらった」「商品を買ってくれた人がいた」「給料が無事に振り込まれていた」なんてレベルからでいいのです。

 なんでもいいから「感謝できることに焦点を合わせる」ということが大切なのです。

 今日の感謝を毎日書き続けると、日頃から感謝に気づく習慣が身についていきます。

 実は誰でも生きている限り、毎日感謝することが山ほどあるのですが、多くの人は感謝のレーダーがさびついてしまっていて感謝を見つけられないのです。

 これも続けていくと、不思議なことに自分の周りには感謝することがあふれていることに気づいていきます。

「社員が頑張ってくれていることに感謝」「会社に感謝」「ご飯を食べられることに感謝」「この世に生まれてきたことに感謝」など、ありとあらゆることに感謝し始める人も少なくありません。

 感謝できないときというのは、不満で頭の中がいっぱいです。不満をたくさん抱えている限り、仮に成功できても、心安らかになることはできません。

(p89)

 

 

⑤=「成功法則・学びの言葉」とは、自分で、自分の人生の攻略本(テレビゲームの発売に伴って発売される、そのゲームをする上での有利な情報や、隠れた裏技が書かれた本)を作ってしまうこと。成功の法則が見つからないときは、たまたま読んだ本や雑誌、電車の中で耳にした会話などから、自分だけの「名言集」を作る。

 

○あなただけに当てはまればいい!


 この項目には、その日にあなたが発見したり考えついた「あなた独自の成功法則」を記録しておきます。

「成功法則」と言っても難しく考える必要はありません。単純なこと、一見バカバカしいと思えることで構いません。

 自分なりの「良い結果を出した方法」「モチベーションが上がった方法」などについて、自分なりの法則を書き出してみましょう。

 一例として指導先の会社の社員さんと子どもが書いた「自分だけの成功法則」をご紹介します。「こんなものが成功法則?」と思われるものがありますが、これでいいのです。

 人の人生はそれぞれだし、攻略方法もそれぞれなのです。

 


【ある社会人の成功法則】

・自分は柿を食べると元気が出る

・朝食を抜いたら頭がスッキリして疲れが抜けた

・やるべきことを全部書き出してからやったら結局時間短縮になった

・朝、二度寝をせずにすぐ起きるとその日はスケジュール通りに進む

・優先順位も考えずに、手に触れた書類から仕事を片づけると能率がいい

・鏡に向かってニッコリすると気持ちがいい

・悲しいときは中島みゆきの音楽を聴くと落ち着く

・正座すると集中できる

・髪をあげて出社すると流刺爽と仕事ができる

・5本指ソックスをはくと気持ちがいい

 


【ある子どもの成功法則】

・塾に行く前にチョコレートを食べると集中力がアップする

・学校の掃除をさぼらないで一生懸命やると、塾でヤル気が出る

・勉強のとき、足を床につけると集中力が2倍になる

・先生から宿題を出されたときに「えーっ!」「できなーい!」とか言わないようにするとヤル気が出る

・英語のテスト前は、1つの単語を必ず7回ずつ書いて声にも出してみると、単語テストで100点とれる

・毎月15日の給料日にお母さんにお願いごとをすると聞いてくれる

・夫婦げんかが始まったら自分の部屋に避難すると良い

 


 いかがでしょうか?

 中にはジンクスのようなものもありますが、それでも一向にかまわないのです。他人にはまったく当てはまらなくても、自分だけの「成功法則」なのですからそれで良いのです。(p93)

 

 

「給料日にお母さんにお願いごとをする」が可愛い。

こういうジンクスを持っている人は多そうですが、辛いときほど意外と忘れていそうな気もします。

 

その他、日記を書く上でのヒントとして、以下のような考え方が紹介されています。

 

〇お金をコントロールするために。

 

 独立した経営者や起業家ならともかく、サラリーマンやOLをやっている限り、収入を増やすということは勤続年数や年齢によって決まっている人がほとんどでしょうから、お金を貯めようとしたら支出を減らしていくしかありません。

 そのときに、理性の「should」と「must」だけで、「1カ月の食費を○円以下にしよう」「お小遣いは○円にしよう」などのように考えてもなかなかうまくいきません。

 この場合もやはり上手に感性を使い、そのうえで理性でしっかりと意志を強く持つことが「お金のコントロール」を上手にできるようになる秘訣です。

 「いくら貯めたい」という「I want」も良いのですが、もっといい方法があります。

 それは「○○をしたい。それにはお金がいくらかかる」というように「夢と使いたいお金を全部書き出す」のです。

 それをすると、無駄遣いをする気がなくなってきます。大好きなことをやるためなら、人間の感性は理性を使って上手に節約をし始めるのです。

 お金を貯めたいのなら、まずやりたいことをすべて書き出し、必要なお金を書き出してみてください。

 そして現在の収入や貯金と、今後の収入の予定などを勘案し、1.収入を増やす計画、2.支出を減らす計画、3.やることを減らす計画  などを立てていってみてください。

 支出を減らすことができると、「最悪な場合、収入がここまで減るような出来事が起きてもなんとかなる」と思えて、心に平穏がやってきます。

 それが不明なままだと、不安を抱え続けることになってしまうのです。

(p116)

 

 

 「○○をしたい。それにはお金がいくらかかる」という考え方は、目標達成のための近道であるように思います。

語学学習を始めるときに挙げがちな、英語ができるようになりたい、という目標を掲げるのではなく、英語を使って何をしたいのか?を考えることに似ているような気がしました。

 

〇幸せになる「コミュニケーション術」

 
 人間関係で愛情に包まれているときというのは、どんなときでしょう。

 私は、今までに多くの経営者が社員教育をしているのを見てきました。また多くの親が、大切に子どもを育てていることにもかかわってきました。さらに多くのスポーツの団体にもかかわり、指導、教育しているところを見てきました。

 どこの指導者も、熱心で情熱的な人たちでした。そんな人たちだからこそ、私を必要としてくださったのでしょう。

 でも、なかなか人が育っていかないことに苦しんでもいました。多くの教育現場にたずさわり、教育の世界に身をおき、あるときから確信していることがあります。

 それは、愛情と信頼が根底になければ、人をしつけたり、教育することはできないということです。愛情を感じなかったら、しつけと称して、ルール「should」を押しつけられても嫌ですよね。

 では、さらに突っ込んで、「愛情ってなんだろう?」と考えると、これも今の私にはわかりやすい公式があります。

 それは「愛情=理解+応援」なのです。多くの場合は、次の2つのどちらかになってしまっています。わかりやすく子どもを例にお話しします。

 

①親が子どもをいつも理解している。でも現状肯定だけで応援していない

②親が子どもをいつも応援している。でも子どもの気持ちを理解していない

 

 の2タイプです。親が理解してくれていない状態で「頑張れ!頑張れ!」と言われても、苦痛でしかありません。

 逆に理解はしてくれていても、「今のままでいいんだよ」だけでは、人は成長することはできません。子どもたちが十分に満たされて、スクスクと伸びていっているケースでは、理解と応援がセットであるのです。

 私は、「ありがたいなぁ」と思うことがあります。今の私には、何かあったら、100%腹を制って、100%の自己開示をして相談をできる人が何人かいます。文字通り、北海道から沖縄までいます。

 こんな素敵な人たちと会えたなんて、本当に嬉しいです。

 自分を知ってくれている人がいるというのは喜びです。

 この人たちは、私が自分勝手に生きているにもかかわらず、そしていつも迷惑をかけいるにもかかわらず、いつも自分のことを「理解し」「応援して」くれているのです。

 今は何も結果を出せていなくても、ちゃんと自分を信じてくれている人がいると、あせらずに、日常を張れます。

 今、自分自身はいったい何人の人のことを「理解」し、「応援」しているのだろうか?と自問自答すると、自分はたくさんの人に理解と応援をしてもらっているくせに、自分のことばかりで、あまり他人の理解と応援をしていないことに気づきます。

 まず、身の周りの数人からだけで良いので、どんなことがあっても「理解」と「応援」をしてみましょう。理屈ではありません。感性を使います。自分がたくさんの「理解+応援」ができるようになったとき、たくさんの人との縁を結ぶことができ、人間関係で安心した状態を得ることができるようになるのです。

 
 あなたは今、家族のみんなを理解と応援ができていますか?

 あなたは今、会社の仲間の理解と応援ができていますか?

 あなたは今、上司の気持ちの理解と応援ができていますか?

 あなたは今、部下の気持ちの理解と応援ができていますか?

 あなたは今、恋人の気持ちの理解と応援ができていますか?

 あなたは今、お客様の気持ちの理解と応援ができていますか?

 

 

 日記を通し、自分の周囲の多くの人の立場になって、理解と応援ができたとき、幸せの大きな要素である人間関係が改善されていくのです。(p131)

 

 「自分はたくさんの人に理解と応援をしてもらっているくせに、自分のことばかりで、あまり他人の理解と応援をしていないことに気づきます。」

耳が痛い言葉でした。

 

〇感性優先!理性は後回しに。

 

 子どもは「テレビゲームをやりたい」と思ったら、親が禁止しようが、親の目から隠れてゲームをやってしまいます。大人でも、自分の大好きなことは、どんなに忙しくてもやってしまうものです。

 感性で「want」と感じたこと、「やりたい」と思ったことは、人は先延ばしがなかなかできません。

 逆に、理性で「should(やらねばならぬ)」と思ったことは、意外と先延ばしにしてしまうことが多いのです。

 自分の行動を速めたいと思ったら、いかに「やりたい」という「I want」を引き出すかです。

(p169)

 

いかにして、「やらねばならぬ」から「やりたい」を引き出すか。

難しそうですが、確かにこれが変換できたら、何事にもすぐに取り掛かれそうです。

 

 〇怒りの原因。

 

 「怒り」というのは、どういうときにわいてくるのでしょう。多くの場合は次のときに怒りを感じるようです。

 怒りは「不安」「恐れ」からやってくる。

 どんな不安や恐れからくるかと言うと、「壊される」「奪われる」「失う」などからやってきます。

 それはどんなものかと言うと、自分のルール、自分のやり方、人間関係、チャンス、プライド、組織、大切な人、金、資産、時間…などを「壊される」「奪われる」「失う」ときに起こる無意識な「不安」や「恐れ」からカチン!がやってくるのです。

 小さなカチンというのも、実はこのような恐れが根源にあるのです!

 あなたも「カチン」ときたときに、怒りを無理やり封印してしまうのではなく、「あれ?今、自分は何を恐れたのだろう?」と心の中を精査してみると良いでしょう。

 怒りは、あなたを成長させるために気づかせてくれる大事なシグナルなのです。

 


〇人生のルールを変える!

 

 「怒りはどこからくるのか?」というと、「自分の秩序を壊されるとき」です。

 誰もが、普通はこうだ、自分のやり方はこうだと思うルールや秩序を持っています。

 いろいろな経験を積み、たくさんの成功をおさめてきた人ほど、多くの失敗もしてきていますから、「本来、こうあるべし」という無意識のルールを多く持っています。

 そのルールや成功法則をたくさん持っているからこそ、上手に成功してきたわけです。ですから、経験不足の人間などを見ると「わかってないなー」などと見下したり、カチンとくる場合があるのです。

 親が子どもを叱る場合も同様です。親は生きてきた中でいろいろ「こうあるべし」というルール、秩序を持っています。

 ですから、子どもがそのルールに外れていると怒ってしまうのです。

 自分が何かをやるときに、自分独自の成功法則を誰もが持っていて当然です。

 ですが、その自分の中の秩序や規範やルールを、勝手に相手に対して求めているのが実情です。それでカチンときているのです。

 自分の生き方に自信を持っている人でもカチンとくるわけです。他人の秩序を勝手に押しつけられたら、誰でも嫌です。

 だから、自分の秩序を他人に押しつけている毎日をしていないかを精査する必要があります。

 ただし、目標に向かってまっしぐらなときや、同じ秩序を共有できない人に対しては怒るのではなく、別れるのが良いと思います。

 同じ目標を追うのなら、共有の秩序が必要となります。それなのに、「同じ目標を追いたいけど、違う秩序がいい」ということはありえないからです。

 

(p179)

 

「怒りは、あなたを成長させるために気づかせてくれる大事なシグナルなのです。」

そう考えると、怒りも必要な感情なのだなと思うのですが、いざカチン!と来ると、瞬間湯沸かし器のようになってしまいます。難しいです。

 

 〇恐れを大事にしよう。

 

 誰でもいろいろな恐れというものを持っています。「何を恐れるか」というのは人によって違います。

 敵を恐れる人、味方を恐れる人、貧乏を恐れる人、病気を恐れる人、不安定を恐れる人、安定を恐れる人、動物を恐れる人、人間を恐れる人、人とのコミュニケーションを恐れる人、コミュニケーションがなくなることを恐れる人、上司を恐れる人、社員を恐れる人、失敗を恐れる人、不安を恐れる人、怒られることを恐れる人、クレームを恐れる人、孤独を恐れる人、知ることを恐れる人、知られることを恐れる人、発覚を恐れる人、けんかを恐れる人、対立を恐れる人、幸せになることを恐れる人、叱られることを恐れる人

 
…など、いろいろな恐れがあります。恐れは人を萎縮させます。恐れを持っている限り、萎縮からは解放されません。

 恐れを除く方法は「自らの行動」しかありません。どんなに頭の中で考えても、恐れから解放されることはありません。

 目や耳をふさいでいたところで「逃げるものには追いかけてきてつきまとう」ものなのです。

 周囲が気を使ってもあなたの心の中の恐れは、あなたしか消すことができません。

 恐れを除くには、逃げずに行動し、正面からぶち当たる行動をすることです。そうすると恐れのほうが逃げていきます。

 もし失敗しても、逃げ続けるより最悪の結果になることはありません!何度もそういうことを重ねて、恐れは小さくなっていくのです。

 恐れは、自分が何を弱点と感じてしまっているかを気づかせてくれています。何に苦手意識を持っているかを気づかせてくれます。

 恐れがあるとき、逃げたくなっているというときは、自分が成長するチャンスです。

 まず、日記で正直に「今、何について恐れているのか、逃げ出したくなっているのか」と書いてみることです。恐れている自分を恥ずかしがらず、認めることです。

 何について恐れているかに、気がつくだけですごいことなのです。普通は気づかないまま、無意識に逃げ続けているだけですから。

 自分が恐れていたことに気づき、日記に書くだけで、「自分がわかってくれた」と自分が喜び、一歩前に進み始めるのです。

 無意識に恐れていたことを知ることで、克服するきっかけになります。もしくははっきりと恐れを知ったことにより、近づくのをやめるようになるかもしれません。

 どちらにせよ、潜在的な恐れを、はっきりと自覚することによって、前に進んでいけるようになるのです。

(p189)

 

 

「目や耳をふさいでいたところで「逃げるものには追いかけてきてつきまとう」ものなのです。」とのことですが、後から考えるとそういうことだったな、と思うことがあります。

怖いと思う自分を認めること。出来そうでなかなか出来ないことだと思います。

新しい年が始まったことだし、気楽に始めてみようかなという気持ちになっています。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。