ニジタツ読書

マイペース会社員のゆるふわ書評。なるべく良いところを汲み取ろうとする、やや甘口なブックレビューです。

「コートールド美術館展 魅惑の印象派」に行ってきました。

こんにちは、ゆまコロです。

 

東京・上野の東京都美術館にて開催中の「コートールド美術館展 魅惑の印象派」に行ってきました。

 

9月の日曜日、9:30の開館の5分前に着きましたが、もう既に30人以上の列が出来ていました。

 

ただ、少しづつ会場に入れて下さったので、中はそこまで大混雑して作品が観にくい、というほどではなかったです。

 

今回の作品で私が良かったと思ったのはこちらです。

 

  • 『フォリー=ベルジェールのバー』を購入した時の領収証がある。

コートールド氏が1926年に、画廊からこの絵を購入した時の領収証が飾られていました。この絵が展示されている部屋よりも前の部屋にあるので、むやみに期待が高まりました。ちなみにお値段は110,000ドルとあります。

 

  • ジョルジュ・スーラの作品が5点来ている。

印象派に分類される画家です。点描技法でよく知られています。

「クールブヴォワの橋」という作品が大きなパネル(ラーニングウォールというらしい)で紹介されており、点描の手法と彼が狙った効果について知ることができます。

点描で表現する煙突の煙がすごいと思いました。

 

ポール・シニャックはジョルジュ・スーラと並ぶ、新印象派の画家です。

1作品だけでしたが、海辺が好きなシニャックらしい、カラフルで心躍る作品でした。

 

  • シャイム・スーティンの作品がある。

ロシアの画家です。彼の絵は人物の構図もタッチも歪んでいるように見える作品が多いのですが、人物の印象や心情を絵画に定着させようとする目的から、極端なデフォルメとなるのだそうです。インパクトがあり、前に立つとなかなか目を離せなくなります。

 

(個人的に興味を惹かれたところなので、偏りがあることをお詫びいたします。)

 

コートールド氏はセザンヌ作品の収集に力を入れていたとのことで、肖像画静物画もあり、見ごたえがありました。彼のアトリエが紹介されている映像もありました。

 

モネ作「秋の効果、アルジャントゥイユ」の中に描かれるオレンジ色の木立は、近くで見るとピンクや黄色の色彩で表現されているんだな、などと思いながら、秋の訪れを感じるのも趣深いです。

 

グッズも素敵でした。

「画家の年表Tシャツ」が可愛い。

画家21人の年表がシルクスクリーンで印刷されています。

(触ると文字がもこっとしています。)

 

courtauld.jp

 

最後まで読んで下さってありがとうございました。

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