ニジタツ読書

マイペース会社員のゆるふわ書評。なるべく良いところを汲み取ろうとする、やや甘口なブックレビューです。

吉本ばなな『ハードボイルド/ハードラック』

こんにちは、ゆまコロです。

 

吉本ばなな『ハードボイルド/ハードラック』を読みました。

 

二つの物語が入っています。

「ハードボイルド」は、ある男性が旅先で、以前お付き合いした女性の魂と再会する話です。

 

もう一つ、「ハードラック」は、結婚退職を控えた女性が、その時の疲労脳出血になり、植物人間となる話です。

そしてその女性の妹は、植物人間となった姉の婚約者の兄と恋に落ちます。

 

昔、著者の他の本を読んだことがあったのですが、久々に手に取ってみると、「こんな感じの話を書く作家さんだったっけ?」と思いました。

シビアな状況で、しかし物語が淡々と進んでいくところが好きだったなと思い出しながら読みました。

 

奈良美智さんの絵が合っています。

ちょっと前の本なので、奈良美智さんの絵のタッチも、以前の感じなのが嬉しいです。

 

最後まで読んで下さってありがとうございました。

 

ハードボイルド/ハードラック (幻冬舎文庫)

ハードボイルド/ハードラック (幻冬舎文庫)