ニジタツ読書

マイペース会社員のゆるふわ書評。なるべく良いところを汲み取ろうとする、やや甘口なブックレビューです。

ワタナベ薫『一週間で美人に魅せる女(わたし)の磨き方』

おはようございます、ゆまコロです。

 

ワタナベ薫『一週間で美人に魅せる女(わたし)の磨き方』を読みました。

 

「磨く」というと、元からあるものを更に良くするべく頑張る、みたいなイメージかと思いましたが、本書はむしろ、なにを手放すか?ということに重きを置いていて、身軽になれそうな項目が並びます。

 

いいなと思ったのは、この2つです。

 

●がんばることをやめる

「「あなたに、しなければならないことなど、何もない」ことをわきまえておくこと。

「自分がしなければならない」「自分でなければいけない」「やらなければならない」「こうしなければならない」というものは、世の中に何一つありません。

 

 裏を返せば、自分のエゴ、プライド、欲望、ただのおもいこみであることがほとんど。」

 

●今日から「お金がない」は禁止する

「なぜお金ばかりを追い求める姿勢がよくないのかというと、「お金が欲しい」=「今お金がない」ということを潜在意識にインプットしていることになるからです。

 

 お金によってもたらされる変化やプロセスに意識を向けると、意識は未来に向きます。するとお金は目標を達成する手段になりますので、いわゆる生き金となり、豊かさを含めた、思い通りの未来を実現するように人生がシフトしていきます。

 

 お金に対する大切なもう一つの見方として、こんな話があります。

 

 昔々、お釈迦様が弟子たちに托鉢をしに家々を回るように、と言いました。そのときに、「お金のある家をまわってはならない。貧しい家に行きなさい」と言いました。弟子たちは、「お金持ちの家の間違いではないですか?」と聞き返しました。

 

 するとお釈迦様は、「豊かな人は、今まで人に与えることを実践してきたから、お金持ちなのです。でも、貧しい人というのは、自分が貧しいゆえに、他の人に施しを与えてこなかったから、もっと貧しくなっているのです」と言いました。

 

 お釈迦様の托鉢の意味は、お金を集めることではありません。お金を集めることが目的だったら、お金持ちの家に行けばいいことです。しかし、わざわざ貧しい集落に托鉢に回ることで、彼らに与えることの大切さを教えていたのです。

 

 この教訓は、与える心、そして、 “させて頂いている” という精神です。(中略)

 豊かになってから与えるのではなく、先に与えるから豊かになるのです。ここでの豊かさには精神的な豊かさも含みます。

 

 ですから、「施し」や「出す」が先です。そして、入ってきたら貯めこむだけではなく、ほどよくまた還元していかないと、豊かさはまた失われていくのです。」

 

「お金によってもたらされる変化やプロセスに意識を向ける」…、実際にお金がないときはなかなか難しそうです。

でも、こんな風に考えられたらいいな、と思えました。

 

最後まで読んで下さってありがとうございました。

 

1週間で美人に魅せる女の磨き方

1週間で美人に魅せる女の磨き方