おはようございます、ゆまコロです。
森アーツセンターギャラリー(東京・六本木)にて開催中の
「ムーミン展 THE ART AND THE STORY」に行ってきました。
訪れたのは平日、開館から10分くらい経っていましたが、中はお客さんが結構いました。
挿絵に使われた原画の展示が多く、サイズが小さい絵もありました。なので、人が多いと絵によっては見えにくいところもありましたが、渋滞してしまってどうしても見えない、という状態ではなかったです。
以下、印象的だった展示など。
①原画が多い。
作者トーベ・ヤンソンさんが自ら挿絵を描いたムーミンシリーズの原画が多かったです。
サイズは、「これは、今私たちが実際に手に取っている文庫サイズの原寸大なの?」と思うくらい小さいものもあり、トーベさんの細やかな性格が窺えます。
また、挿絵によってはキャラクターの表情が決定するまで何度も描かれたものもあり、作者のイメージ構築の過程がよく分かりました。
②見たことのないムーミン達の絵が多い。
環境保全のために書かれたポスターや、銀行の広告として使われたものなど、あまり見たことのない絵が多かったです。
新聞の挿絵にちょこちょこいるムーミントロールが可愛かったです。
③ファブリックやボードゲームなど、本以外の媒体に使われたムーミンの絵がある。
これらもまた新鮮なムーミン達でした。テキスタイル(布地)は明るい色使いが北欧らしくて、とっても素敵でした。布地になったムーミンキャラクターたちは、ミュージアムショップで絵葉書にもなっていました。
④ムーミン以外の作品も多い。
トーベ・ヤンソンさんの他の著書や、彼女が手がけた『ホビット』シリーズの挿絵など、ムーミンとは少し違った世界も覗けます。フィンランドのレストランの壁画も、ムーミンとは少し趣きが違っていて、それもまた良かったです。また、トーベさんの愛用の道具など、創作活動をとりまく環境についての展示もありました。
そして、行く前に予想はしていたのですが、案の定グッズが可愛いものばかりで、出てくるまでにたいへん迷いました。
(52階の会場をあとにして、エレベーターを降りると、また3階にもグッズがあるのが辛いです。)
布張りの展覧会の図録は、フィンランドにあるムーミン美術館の公式図録に倣ったものなのでしょうか。
企画展の図録らしくなくて、可愛いです。
瓶が可愛くて買ってしまいました。
中のココアビスケットも美味しかったです。
(原材料にシナモンとありますが、シナモンの香りは控えめでした。)
東京・六本木の森アーツセンターギャラリーにて開催中~2019.6.16まで。
最後まで読んで下さってありがとうございました。