ニジタツ読書

マイペース会社員のゆるふわ書評。なるべく良いところを汲み取ろうとする、やや甘口なブックレビューです。

保阪正康『あの戦争は何だったのか 大人のための歴史教科書』

おはようございます、ゆまコロです。

 

保阪正康『あの戦争は何だったのか 大人のための歴史教科書』を読みました。

 

この本では、昭和6年から昭和46年ころまでの日本の歴史について書かれています。

満州事変や二・二六事件など、言葉としては知っていても、一連の流れとして全然頭に入っていなかったことがよく分かりました。

 

シベリア抑留についても、ざっくりとしか分かっていませんでした。

 

●シベリア抑留

「S20.8.9「日ソ中立条約」を一方的に破り、満州に侵攻してきたソ連の南下を防ぐため送られた兵力や満州にいた民間人が、関東軍司令部が撤退した後、取り残されて発生。スターリンは「領土(北海道)の代わりに、関東軍の兵を労働力としてもらう」ことを決め、多くの日本兵が(長くて)13年程強制労働とスターリン主義への洗脳教育を強制させられた。

→世界的には日本の敗戦日は、日本が降伏文書に署名した9月2日となっている。」

 

祖父母が生まれたころから戦後まで、こんな時代だったのかと思うと、今の生活が有難く感じられます。

アッツ島血戦勇士顕彰国民歌」の歌詞など、辛い箇所も多かったですが、読んでよかったです。高校では何となく世界史を選択しましたが、自分の国のほんの何十年か前のこともよく知らないのだということが身に沁み、日本史を取ればよかったなあと思いました。

 

最後まで読んで下さってありがとうございました。

 

あの戦争は何だったのか: 大人のための歴史教科書 (新潮新書)

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