おはようございます、ゆまコロです。
伊藤真『夢をかなえる勉強法』を読みました。
筆者は予備校を開講した弁護士さんです。
「本番の1週間前から、当日と同じ時間に起床して問題集を説き、同じ時間に休憩し、ピークを当日に持ってくるようチューニングする」など、テクニック的な勉強法も面白かったのですが、それよりも興味深かったのは、筆者の境遇についてのお話でした。
好きなのは、国会図書館の壁に掲示してある「真理がわれらを自由にする」という言葉についての話です。
「もっとも根源的な不安は何かというと、それは死ぬことではないだろうか。
自分はどこから来て、どこへ行くのだろう。何のためにここにいるのか。
あるいは肉親を亡くしたとき、その人は何のためにこの世に生まれて、何のためにここを去り、どこへ行くのか、それがわからないことが悲しみと不安を増幅させる。
自分は何者であり、何のために生まれてきたのか?
勉強するということは、そうしたわからないことを知り、根源的な不安から自由になることではないだろうか。
不安から逃れることができれば、どんなに心穏やかだろう。
不安がなくなれば、人は安らかに、幸せに生きていくことができる。つまり勉強は自分が幸せに生きるために行っているともいえる。」
伊藤先生の講義を聞いてみたくなりました。
最後まで読んで下さってありがとうございました。