おはようございます、ゆまコロです。
山田ズーニー『あなたの話はなぜ「通じない」のか』を読みました。
以前にもこの本を読もうと思っていて、途中で挫折していました。
今回読破してみて、その理由は何だったのかが分かりました。
コミュニケーションのノウハウを教わっているはずなのに、著者の経験や体験の話になっていることがままあり、まあそれはそれでいいのだけど、章を読み終わっても、何がポイントだったのかいまいちつかみ難いところが苦手だったんだな、と思いました。
そんな本書で、いいなと思ったのは、「論理的な質問のしかた」です。
「・相手がいちばん言いたいことは何か?(意見)
・相手は、何を根拠に、あるいはどんな理由で、そういっているか?(なぜ)
長い話でも、最低この2つが聞き取れればコミュニケーションができる。
まず、「相手がほんとうに言いたいことは何か」、思い込みを排し、最後まで相手の話をよく聞く。最初は瑣末なところに反応しないこと。言葉尻や、気になる部分があっても、ラストまで一気に相手に話させる。(細かい部分に突っ込むと、相手が全体として言わんとするところを見失うので。)」
そして、自分の話が相手に「通じない」と感じる前に、肝に銘じておきたいのはこの言葉。
「思いを伝えるために「相手にとっての意味を考える」。
人は、自分に関係ない、意味のない話は、なかなか聞こうとはしないものだ。まずこの厳しい現実をしっかり押さえよう。」
自分の話が、つい自分本位になってしまったり、自分だけが話してしまっていたかも、といった不安に駆られたとき、参考になるかもしれません。
最後まで読んで下さってありがとうございました。