ニジタツ読書

マイペース会社員のゆるふわ書評。なるべく良いところを汲み取ろうとする、やや甘口なブックレビューです。

中川恵一『専門医が教えるがんで死なない生き方』

おはようございます、ゆまコロです。

 

中川恵一『専門医が教えるがんで死なない生き方』を読みました。

著者は放射線医学のお医者さんです。

 

この本の中で印象的だったのは、34歳で肺がんになった医師の言葉です。

 

「人生には限りがあって、いつそれが来るのか分からないというのは漠然と概念としてはあったのですが、日本人の平均寿命は80歳を超えていますし、あと祖父母もみんな80、90まで生きていますから、何となくそこまでは生きられるのではないかと思っていました。ところが、自分が30代でがんになると、そんなことは決してないということが実感できました。」

加藤大基医師、34歳で肺がんに罹患)

 

確かに何の根拠もなく、家族の亡くなった年齢から、自分もおそらくそのくらいまで生きるだろうと考えているな、と思いました。

人生に限りがあるということ分かっているようで、本当は分かっていないのかもしれません。

 

他にも、「がんと告知されたら」、

・頭が真っ白でも、病状等のメモをとる(許可をもらって、話を録音させてもらえればなお良い。)

・即入院、即手術と言われても、いったん家に帰る。

(ライフスタイル、価値観に合った治療を頭を冷やして考える)

 

など、具体的な対処法がありました。

少し前の本ですが、がん情報サイトなどの参考URLもあり、控えておこうと思いました。

がんに直面して慌てふためく前に、読んでおいても損はないと思います。

 

最後まで読んで下さってありがとうございました。

 

専門医が教える がんで死なない生き方 (光文社新書)

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