ニジタツ読書

マイペース会社員のゆるふわ書評。なるべく良いところを汲み取ろうとする、やや甘口なブックレビューです。

ワシントン・アーヴィング『リップ・バン・ウィンクル』

おはようございます、ゆまコロです。

 

ワシントン・アーヴィング、大石真(訳)『リップ・バン・ウィンクル』を読みました。

 

以前も『スケッチ・ブック』という本で読んだことがあります。

びっくりするくらい、浦島太郎の物語に似ています。

 

リップがカーツキル山で、ヘンリー・ハドソン船長と乗組員(=ハドソン川ニューヨーク州一帯を初めて発見した。)の亡霊が、寝ずの番をし、自分たちが探検したところを見て回る場面に遭遇するところは、何度読んでも薄気味悪いです。

 

旦那さんが帰ってこなかったら、どんな気持ちだろう、と思いますが、リップさんがいなくなってこれほど幸せを感じるような奥さんなら、別れても良かったのでは?と思わなくもないです。

 

ひと眠りしているうちに植民地時代が終わり、合衆国時代になっていた、というテーマが、この物語が長く愛されているポイントなのかな、と感じました。

 

最後まで読んで下さってありがとうございました。

 

リップ・ヴァン・ウィンクル

リップ・ヴァン・ウィンクル