おはようございます、ゆまコロです。
奈良美智『NARA 48 GIRLS』を読みました。
奈良美智さんの絵は、詩みたいに個人的に話しかけてくるような、不思議な孤独感があると思います。
「地図はないが
目の前には道がある
誰が歩んだ道か
知らないけども道がある
歴史上の偉人たちが
通った道かもしれないし
凡庸な人々が歩いた跡かもしれない
荒野を目指したいが
どれくらい歩いたら荒野が
待っているのだろう
書物や友や電話にメールと…
恵まれすぎているのかそうでないのか…
なんだか聖書の言葉が目に
聞こえた気がした。
貧しさも富も私に与えず、
ただ、私に定められた分の食物で
私を養ってください。」
何度か奈良美智さんの展覧会に行ったことがあります。
彼の描いた絵を実際に前にすると、そのパワーの大きさと、絵が放っている孤独感に圧倒されます。
その他の作品集もおすすめです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。