ニジタツ読書

マイペース会社員のゆるふわ書評。なるべく良いところを汲み取ろうとする、やや甘口なブックレビューです。

牛窪恵『恋愛しない若者たち コンビニ化する性とコスパ化する結婚』

おはようございます、ゆまコロです。

 

牛窪恵『恋愛しない若者たち  コンビニ化する性とコスパ化する結婚』を読みました。

 

心に残った箇所は作者の考察です。

 

「今回の取材や調査からはっきり見えたのは、頭では「恋愛結婚」への幻想を抱きながらも、現実には多忙な仕事に追われたり、安定した職業や収入がないために、「自分に恋愛結婚は無理」「どうせ結婚相手も見つからない」と、投げてしまう若者が多いこと。あるいは、条件オンリーなら結婚相手として選ばれそうなのに、コミュ力が足りないゆえに、「異性とは付き合えない」「きっと誰にも選ばれない」と諦めてしまう若者が多いこと。

  でも一方で、彼らはものすごく不安なのだ。一生ひとりでいれば、昨今よく言われる「孤独死」のリスクもある。誰も老後をみてくれない。」

 

たしかに、長生きするのが不安になる時があります。

共感できる部分もあるだけに、なんだか寂しい気持ちになりました。

 

性と結婚へのスポットの当て方が面白かったです。

 

最後まで読んで下さってありがとうございました。