ニジタツ読書

マイペース会社員のゆるふわ書評。なるべく良いところを汲み取ろうとする、やや甘口なブックレビューです。

鶴見済『0円で生きる 小さくても豊かな経済の作り方』

おはようございます、ゆまコロです。

8月にしては珍しく、涼しい朝です。

 

鶴見済『0円で生きる 小さくても豊かな経済の作り方』を読みました。

 

文の調子は固めで、論文っぽい本だと思いました。

でも面白かったです。

 

「よく「つながりのない社会」などと言われるが、この日本では学校や職場のように、むしろ人間関係が過密すぎてきついことのほうが問題だろう。自分が選んだわけではない人間たちと、閉鎖的な環境に閉じ込められるのだから、きついに決まっている。

  しかし学校や会社をやめてそこから離脱すると、人間関係や居場所がまったくなくなってしまい、今度はそのせいで辛くなってしまうのがこの社会の特徴だ。人づきあいが苦手なひとは多くても、それがまったくないのが好きな人もまたほとんどいないはずだ。」

 

よく分かります。他者と心地良い距離感を保つのは、難しいですね。

たくましくも柔軟に生きたいと思った時に読むと、勇気をもらえるかもしれません。

 

読んで下さってありがとうございました。

 

 

0円で生きる: 小さくても豊かな経済の作り方

0円で生きる: 小さくても豊かな経済の作り方