ニジタツ読書

読んだ本の感想です。胸に刺さった言葉をご紹介します。時々美術館のことなども。

あさのあつこ『さいとう市立さいとう高校野球部 下』

おはようございます、ゆまコロです。 あさのあつこ『さいとう市立さいとう高校野球部 下』を読みました。 我が母親の名誉のために言っておくけど、おふくろは気紛れで、忘れっぽく、かなりの天然で“こまったちゃん”の要素が無きにしも非ずだが、息子や娘に対…

サマル・ヤズベク『無の国の門 引き裂かれた祖国シリアへの旅』

おはようございます、ゆまコロです。 サマル・ヤズベク、柳谷あゆみ(訳)『無の国の門 引き裂かれた祖国シリアへの旅』 を読みました。 私は顔と頭を黒いヒジャーブとサングラスで隠し、足を早めて同行者を追い抜き、密航屋のすぐ近くに出た。それから私は…

吉田太一『遺品整理屋は見た!!天国へのお引越しのお手伝い』

おはようございます、ゆまコロです。 吉田太一『遺品整理屋は見た!!天国へのお引越しのお手伝い』を読みました。 このご老人とは会話のキャッチボールがうまくできそうにありません。話は長くなりそうです。私は覚悟を決めました。しばらくの間、かみ合わ…

一ノ瀬俊也『特攻隊員の現実(リアル)』

おはようございます、ゆまコロです。 一ノ瀬俊也『特攻隊員の現実(リアル)』を読みました。 まえがきには本書の目的がこう書かれています。 「これまでの特攻論には特攻隊員たちの死の意義を、戦後の平和と繁栄の礎とするものが多いが、1945年8月15日の敗戦…

あさのあつこ『さいとう市立さいとう高校野球部(上)』

こんにちは、ゆまコロです。 あさのあつこ「さいとう市立さいとう高校野球部(上)」を読みました。 ひさびさの、あさのあつこ先生の本です。 家族って、何でこんなに鬱陶しいんだろう。 ときどき、全部捨てられたらどれくらいすっきりするだろうなってやばい…

斉藤洋『生きつづけるキキ―ひとつの『魔女の宅急便』論―』

おはようございます、ゆまコロです。斉藤洋『生きつづけるキキ―ひとつの『魔女の宅急便』論―』を読みました。 『魔女の宅急便』シリーズが完結してしまい、寂しさを感じていたので、手に取りました。そうしたら、大好きな『ルドルフとイッパイアッテナ』の作…

岩本麻奈『パリ在住の皮膚科専門医が教える女性誌にはゼッタイ書けないコスメの常識』

こんばんは、ゆまコロです。 岩本麻奈『パリ在住の皮膚科専門医が教える女性誌にはゼッタイ書けないコスメの常識』を読みました。 いろんな疑問が簡潔にまとめられているので、わかりやすいです。 「Q.泡洗顔で化粧も落ちますか?また泡立ちがいいと、よく…

マイケル・サンデル、鬼澤忍(訳)『これからの「正義」の話をしよう』

おはようございます、ゆまコロです。 マイケル・サンデル、鬼澤忍(訳)『これからの「正義」の話をしよう』を読みました。 哲学に関する本を読みたくて手に取りました。 印象的だったのは、以下の箇所です。 ミル(ジョン・スチュアート・ミル(1806-1873)…

ペーター・ハントケ『幸せではないが、もういい』

おはようございます、ゆまコロです。 ペーター・ハントケ、元吉瑞枝(訳)『幸せではないが、もういい』を読みました。 ノーベル文学賞を受賞された作家さんですが、お恥ずかしながら、受賞されるまで知りませんでした。 本書は、著者の母親の思い出について…

ベンジャミン・ジェイコブス『アウシュヴィッツの歯科医』

おはようございます、ゆまコロです。 ベンジャミン・ジェイコブス、上田祥士(監訳)、向井和美(訳)『アウシュヴィッツの歯科医』を読みました。 以前読んだ、『4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した』の話を知人にしたら、この本もおすすめと聞…

𠮷原珠央『「もっと話したい!」と思われる人の44のルール』

おはようございます、ゆまコロです。 𠮷原珠央『「もっと話したい!」と思われる人の44のルール』を読みました。 筆者は、表現力やプレゼンテーションを専門とする、イメージコンサルタントです。 この方の書かれた他の新書が書店に平積みになっていて気にな…

ゴッホ展に行ってきました。

おはようございます、ゆまコロです。 東京・台東区の上野の森美術館で開催中の「ゴッホ展」に行ってきました。 今回のゴッホ展の見どころは、彼の10年の画家生活の中の二つのスタイル、「ハーグ派」と「印象派」にスポットを当てているところだと思います。 …

角野栄子『キキとジジ 魔女の宅急便番外編その2』

おはようございます、ゆまコロです。 角野栄子『キキとジジ 魔女の宅急便番外編その2』を読みました。 この巻では、キキよりもどちらかというと、ジジが何を考えて大きくなったか、ということが重点的に書かれています。 9歳のキキが、自分は魔女にはならず…

「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」に行ってきました。

おはようございます、ゆまコロです。 東京・六本木の森アーツセンターギャラリーにて開催中の「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」に行ってきました。 行ったのは10月の祝日、開館30分前に入口に着きました。同じフロアで3展覧会同時に開催しているからか…

ヴィリニュスに行ってきました。

こんばんは、ゆまコロです。 台風が心配な土曜日ですね。 気晴らしに、この夏の思い出をまとめてみます。 2019年夏にヴィリニュスに行ってきました。リトアニアの首都です。 今回の旅の目的は、杉原千畝さんのいた旧日本領事館を見ることです。ついでにリト…

ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟 1』

おはようございます、ゆまコロです。 ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟 1』を読みました。 (感想の順序がひっくり返りましたが、)1巻で好きなところは、次の二ヶ所です。 (前略)この青年は人々を愛していたし、どうやら他人のことを完全に信頼しつ…

ポール・オースター『オラクル・ナイト』

おはようございます、ゆまコロです。 ポール・オースター、柴田元幸(訳)『オラクル・ナイト』を読みました。 物語序盤の、主人公シドニーが文房具屋を見つけて入る場面が好きです。 文具好きがこんな文房具屋さんを偶然見つけたら、すごく喜ぶだろうな、と思…

宮本洋子『夜だけ美容断食』

おはようございます、ゆまコロです。 宮本洋子『夜は化粧品で毛穴にフタをしない!肌美人は絶対「夜だけ美容断食」』を読みました。 先日読んだ牛田専一郎さんの本の美容法がストイックすぎたので、もっと手軽に真似できるものはないか、と思って探したのが…

「不思議の国のアリス展」に行ってきました。

おはようございます、ゆまコロです。 横浜のそごう美術館にて開催中の、「不思議の国のアリス展」に行ってきました。 10月の日曜日に出かけました。 そごうの前は10時の開館前からいっぱいでしたが、6階の美術館には一番乗りで入りました。 出る頃にはグッ…

ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻』

おはようございます、ゆまコロです。 ドストエフスキー、亀山郁夫(訳)『カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻』を読みました。 「ほんとうにどんな人間でも、だれそれは生きる資格があって、だれそれは生きる資格がないってことを、自分以外の人間について…

クリストファー・R・ブラウニング『増補 普通の人びと』

おはようございます、ゆまコロです。 クリストファー・R・ブラウニング『増補 普通の人びと:ホロコーストと第101警察予備大隊』を読みました。 そのメンバーが誰であったかが部分的にしか復元できない多くのナチ殺人部隊とは異なり、第101警察予備大隊の名…

牛田専一郎『「何もつけない」美肌術 皮膚科学に基づく本当に正しいスキンケア』

おはようございます、ゆまコロです。 牛田専一郎『「何もつけない」美肌術 皮膚科学に基づく本当に正しいスキンケア』を読みました。 メイクも基礎化粧品も、「何もつけない」スキンケアがある、というのは、少し前に聞いたことがありました。 ゆまコロは元…

ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟 4』

おはようございます、ゆまコロです。 ドストエフスキー、亀山郁夫(訳)『カラマーゾフの兄弟 4』を読みました。 この巻で好きなのは、幼いミーチャとゲルツェンシトゥーベ先生の、出会いの場面です。 恐ろしかったのは、イワンが幻覚症になるシーンです。…

齋藤孝『可動域を広げよ』

おはようございます、ゆまコロです。 齋藤孝『可動域を広げよ』を読みました。 齋藤先生が中学の時に硬式テニスをしていて、いかに速いサーブを打つかを考え、肩甲骨のストレッチに重点を置いたというエピソードが興味深かったです。 知り合いのおじいさんに…

ポール・オースター『孤独の発明』

おはようございます、ゆまコロです。 ポール・オースター、柴田元幸(訳)『孤独の発明』を読みました。 この本を読んで、著者がどれほど書くことを愛し、また書くことに苦しめられているか、はじめて文章を通して伝わってきたように思いました。 作家という…

ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟 3』

おはようございます、ゆまコロです。 ドストエフスキー、亀山郁夫(訳)『カラマーゾフの兄弟 3』を読みました。 面白くなってきたので、さらっと行きました。 この巻で好きな場面を選ぶとしたら、この二つです。 「どうしたのです?泣かずに喜びなさい。そ…

星新一『声の網』

おはようございます、ゆまコロです。 星新一『声の網』を読みました。 タイトルから何となくイメージできる通り、インターネットを想起させるお話です。 書かれたのが1969年というのが凄いです。 ショートショート(超短編)で有名な星新一先生には珍しい、…

ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟 2』

おはようございます、ゆまコロです。 ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟 2』を読みました。 1巻も読んだのですが、よく分からないなぁと思いながら2巻に進んだら、面白くなってきたので、とりあえず感想を書きます。 謎解き的な要素に関わるので、あまり…

角野栄子『魔女の宅急便その5 魔法のとまり木』

おはようございます、ゆまコロです。 角野栄子『魔女の宅急便その5 魔法のとまり木』を読みました。 19歳になったキキのお話です。 プロローグでの彼女の成長ぶりに、結構胸が熱くなります。 (しかし、遠くの町にいるとんぼさんとはすれ違っています。) コ…

村上春樹『蛍・納屋を焼く・その他の短編』

おはようございます、ゆまコロです。 村上春樹『蛍・納屋を焼く・その他の短編』を読みました。 同じ作者の短編なのに、話によってこんなに「これは好き」「これは好きではない」という好みが分かれるものだろうか、と思いながら読みました。 ざっくり感想を…