ニジタツ読書

マイペース会社員のゆるふわ書評。なるべく良いところを汲み取ろうとする、やや甘口なブックレビューです。

新書

茨木のり子『詩のこころを読む』

おはようございます、ゆまコロです。 茨木のり子『詩のこころを読む』を読みました。 茨木のり子さんの詩が好きです。 この新書には、茨木さんが選んだ詩が載っています。 詩が好きだけど、どんな詩人が好きかよく分からない、と思っていた自分にはとても参…

藤井義彦『仕事で疲れたら、瞑想しよう。1日20分、自分を浄化する習慣』

おはようございます、ゆまコロです。 藤井義彦『仕事で疲れたら、瞑想しよう。1日20分、自分を浄化する習慣』を読みました。 そんなに効果があるのかな?と思いつつも、なんとなく気になる「瞑想」です。 この本を読むまで、瞑想に種類があることを知りま…

おちまさと『相手に9割しゃべらせる質問術 1対1が苦手なあなたへ』

おはようございます、ゆまコロです。 おちまさと『相手に9割しゃべらせる質問術 1対1が苦手なあなたへ』を読みました。 1対1って、考えただけで緊張します。会社の忘年会で、話したことのない人の隣の席に座っただけでも、どうしようという気持ちになります…

保阪正康『あの戦争は何だったのか 大人のための歴史教科書』

おはようございます、ゆまコロです。 保阪正康『あの戦争は何だったのか 大人のための歴史教科書』を読みました。 この本では、昭和6年から昭和46年ころまでの日本の歴史について書かれています。 満州事変や二・二六事件など、言葉としては知っていても、一…

福田健『「話し方」の品格 「品のいい人」になれる10か条』

おはようございます、ゆまコロです。 福田健『「話し方」の品格 「品のいい人」になれる10か条』を読みました。 つい感情的になって汚い言葉を使った時など、品がないなあと思って自己嫌悪に陥るときがあります。 自分の事を言われているようでドキッとし…

亀山郁夫『ドストエフスキー 謎とちから』

おはようございます、ゆまコロです。 亀山郁夫『ドストエフスキー 謎とちから』を読みました。 この作者が訳した『カラマーゾフの兄弟』を以前読みましたが、その時の巻末に載っていた読書ガイドより、この本のほうが分かりやすくて面白かったです。作者の主…

丹羽宇一郎『死ぬほど読書』

おはようございます、ゆまコロです。 丹羽宇一郎『死ぬほど読書』を読みました。 読書のスタイルについて書かれた本が気になるときがあります。 作者の丹羽さんは、伊藤忠商事の社長さんだった方です。 共感できるな、と思ったのは、「欲望をどこまでコント…

ポール・オースター『鍵のかかった部屋』

おはようございます、ゆまコロです。 ポール・オースター、柴田元幸(訳)『鍵のかかった部屋』を読みました。 この本は、内省的な表現の多いオースター作品にしては、かなり物語に動きがある話だと思いました。 主人公は親友の奥さんや、親友の母親と関係を…

岩田正美『現代の貧困ーワーキングプア/ホームレス/生活保護』

おはようございます、ゆまコロです。 岩田正美『現代の貧困ーワーキングプア/ホームレス/生活保護』を読みました。 岩田正美先生は、社会福祉学者さんです。 少し前の本ですが、そうかも、と思うところがいくつかありました。 ◆結婚しないということ 「た…

メアリー・ノートン『床下の小人たち』

おはようございます、ゆまコロです。 メアリー・ノートン、林容吉(訳)『床下の小人たち』を読みました。 「借りぐらしのアリエッティ」を観る前に、予習のために手に取りました。 序盤と終盤は少々だるい感じなのですが(すみません…)、アリエッティが手…

村上春樹(編訳)『バースデイ・ストーリーズ』

おはようございます、ゆまコロです。 村上春樹(編訳)『バースデイ・ストーリーズ』を読みました。 誕生日にまつわる短編集です。 一番好みの話は、誕生日用のケーキを絶対に少女に譲らない、頑迷な老女を書いた、ダニエル・ライオンズの「バースデイ・ケー…

村上龍『日本経済に関する7年間の疑問』

こんにちは。ゆまコロです。 村上龍『日本経済に関する7年間の疑問』を読みました。 村上龍が主宰する金融・経済のメールマガジン「JMM」の、村上龍のエッセイ部分をまとめたものです。 以前、このメールマガジンを購読していましたが、熟読するのが大変なほ…

北澤秀子『美髪シャンプーの嘘』

おはようございます、ゆまコロです。 北澤秀子『美髪シャンプーの嘘』を読みました。 今まで使っていたシャンプーなのに、ある日突然合わなくなって、頭皮がかゆくなることがあります。 自分に合うシャンプーが見つかるまで髪は洗わない、というわけにもいか…

中川恵一『専門医が教えるがんで死なない生き方』

おはようございます、ゆまコロです。 中川恵一『専門医が教えるがんで死なない生き方』を読みました。 著者は放射線医学のお医者さんです。 この本の中で印象的だったのは、34歳で肺がんになった医師の言葉です。 「人生には限りがあって、いつそれが来る…

姜尚中『あなたは誰?私はここにいる』

おはようございます、ゆまコロです。 おすすめされて、姜尚中『あなたは誰?私はここにいる』を読みました。 「この絵(ベラスケスの「ドン・セバスチャン・デ・モーラ」)をじっと見つめていると、わたしはかつて不治の病と恐れられたハンセン病に罹患した…

蓮水カノン『一日7秒で腹は凹む』

こんばんは、ゆまコロです。 すっかり秋になりましたね、と思ったら、さっそく体重も増えていました。 そんな経緯もあり、 蓮水カノン『一日7秒で腹は凹む』を読みました。 本書で紹介されている「床腹ペタ6ステップ」は、本当に簡単なので、本当にこれでウ…

阿川佐和子『聞く力ー心をひらく35のヒント』

こんにちは、ゆまコロです。 阿川佐和子『聞く力ー心をひらく35のヒント』を読みました。 初対面の人への近づき方について、私もなるべく平素の自分よりは明るく話しかけようと思っていましたが、阿川さんがそれが通じなくて考えさせられた、というエピソー…

中山祐次郎『幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと 若き外科医が見つめた「いのち」の現場三百六十五日』

こんにちは、ゆまコロです。 中山祐次郎『幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと 若き外科医が見つめた「いのち」の現場三百六十五日』を読みました。 「人は誰もが、いつか死んでしまう。それもしばしば突然に」 筆者は、まずこの事実を受け…

萬田緑平『穏やかな死に医療はいらない』

おはようございます、ゆまコロです。 萬田緑平『穏やかな死に医療はいらない』を読みました。 胃がんになった人が、終末期医療に熱心でない、大半の病院でどういう最後を迎えるのか、その例が辛かったです。 何度か泣きました。 長生きすることがいつも幸せ…

高橋克徳、河合太介、永田稔、渡部幹『不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか』

おはようございます、ゆまコロです。 高橋克徳、河合太介、永田稔、渡部幹『不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか』を読みました。 ・「おはよう」などの挨拶もなく、皆淡々と仕事を始める ・困っていても、「手伝おうか」の一言がない ・個人の名前…

川嶋朗『心もからだも「冷え」が万病のもと』

おはようございます、ゆまコロです。 川嶋朗『心もからだも「冷え」が万病のもと』を読みました。 冷え性です。 冬は大抵しもやけを発症します。 夏も裸足になるのは苦手です。 皮膚科の先生に運動をした方がいいと言われ、筋肉を付けるために、3年前からテ…

宮崎駿『本へのとびらー岩波少年文庫を語る』

おはようございます、ゆまコロです。 宮崎駿『本へのとびらー岩波少年文庫を語る』を読みました。 「要するに児童文学というのは、「どうにもならない、これが人間という存在だ」という、人間の存在に対する厳格で批判的な文学とはちがって、「生まれてきて…

エリナー・ドーリイ『キュリー夫人』

おはようございます、ゆまコロです。 エリナー・ドーリイ、光吉夏弥(訳)『キュリー夫人』を読みました。 宮崎駿監督が、キュリー夫人について、”こんな女の子がいたら恋に落ちてしまいそう” みたいなことを書いているのを見て、いつか読んでみようと思ってい…

中野信子『ヒトは「いじめ」をやめられない』

こんばんは、ゆまコロです。 中野信子『ヒトは「いじめ」をやめられない』を読みました。 ショッキングなタイトルですが、いじめという行為がいつの年代にも不可避であることを思い知らされます。 「相手の気持ちを考えましょう」と教え諭したところで、子ど…

中川淳一郎、漆原直行、山本一郎『読書で賢く生きる。ビジネススキル探しを超えて』

おはようございます、ゆまコロです。 中川淳一郎、漆原直行、山本一郎『読書で賢く生きる。ビジネススキル探しを超えて』を読みました。 「好きな本って、皆さんあると思うんです。もうね、貪り尽くすように、上から下まで舐めるように読み回します。それが…

ジョルジュ・カステラン『クロアチア』

こんばんは、ゆまコロです。 ジョルジュ・カステラン、ガブリエラ・ヴィダン、千田善、湧口清隆(訳)『クロアチア』を読みました。 2018年4月にクロアチアを初めて訪れました。 テレビで見たプリトヴィツェ湖群国立公園に行きたかったのですが、あとはどんな…

左巻健男『病気になるサプリ 危険な健康食品』

こんばんは、ゆまコロです。 今日は『病気になるサプリ 危険な健康食品』という本について。 低血圧で貧血、便秘に冷え性な私は、健康に関する話題が好きです。もちろん(?)サプリメントも好きです。 便秘のためにこれ、野菜不足解消のためにこれ、貧血のため…

島本慈子『戦争で死ぬ、ということ』

こんばんは、ゆまコロです。 今日は8/15なので、島本慈子『戦争で死ぬ、ということ』 という本について書きます。 作者の島本さんは戦後生まれの方ですが、戦争を体験した方への、取材や文献を通して得られた苦しかったこと、悲しかったことの証言が包み隠さ…